崎村 秀章 オーナー(ビリヤード&ダーツ サイドナイン)のインタビュー

ビリヤード&ダーツ サイドナイン 崎村 秀章 オーナー

ビリヤード&ダーツ サイドナイン 崎村 秀章 オーナー HIDEAKI SAKIMURA

1958年鹿児島県伊佐市生まれ。中学生の時に父の転勤で神奈川県大和市に転入。88年社団法人日本ビリヤード協会、日本プロポケットビリヤード連盟公認プロテスト合格。大和市、旭区鶴ケ峰のビリヤード店勤務を経て97年「ビリヤード&ダーツ サイドナイン」開店。神奈川県ビリヤード協会理事。第1回静岡オープン優勝。

横浜市内で最大規模

ビリヤードは学生時代にはまりました。第1次ビリヤードブームの7~8年前だったでしょうかね。「これでメシが食えたらいいな」とプロを目指し、プロテストに合格したんです。大会の賞金だけで生計を立てるのは難しく、ビリヤード店で働き、保土ケ谷・和田に店を開きました。うちにはポケット台が11台、キャロム台が1台の計12の台がありますが、この規模の店は横浜市内でトップクラスでしょう。
うちの特長は何と言っても、プロが店のオーナーを務め、お客さまを直接レッスンできることでしょうね。プロ資格者が経営者である店は神奈川県内では珍しい。定期レッスンを用意し、丁寧に指導いたします。

初めての方でも上達を実感できます

レッスンは、毎週1回、計10回のプログラム。各回60分、料金は1回につき1800円、計18000円です。指導で心掛けていることは、受講者の方に「上達しているのを実感していただくこと」。上達が実感できたら、誰でも楽しくなり、「もっとうまくなりたい」と練習に励むでしょう。長続きの一番の秘訣です。私は、これまで培った経験を生かし、あらゆる方に対応できる指導法を確立しました。ショットに重きを置いた方法で、「目からウロコ」の上達法を感じていただけるはずです。初心者の方はもちろん、「練習してもなかなか上達しない」と伸び悩んでいる方も、お任せください。10週で上達を実感できることをお約束します。

リラックスが初めの一歩

初心者の方が陥りやすいのは、「力が入り過ぎる」ことでしょうね。自転車の乗り方を覚える時に、最初うまくいかないのは、体がガチガチになっているからです。ビリヤードも同じ。手玉を打つ時に、キューの先が1ミリでもずれたら、球はとんでもない方向に飛びます。肩の力を抜き、リラックスしましょう。「力を抜く時は抜く」「入れる時は入れる」。このメリハリを身に付けることが初めの一歩ですね。レッスンでは「こう打てばこうなる」ということを論理的に体系立てて説明し、基本的なショットを指導します。ルールやマナーも覚えましょう。ビリヤードの経験はあるけれど伸び悩んでいる方は、「できていると思っていることが実はできていない」「覚えていると思っていることが覚えていない」ことがよく見受けられます。「急がば回れ」で、初心に帰って基本からやり直すことが結局、上達への近道でしょうね。10週のレッスン後には、狙った球を狙ったポケットに落とし、手玉を次のショットがしやすいポイントに置くレベルまで、腕が上がっていると思いますよ。

ビリヤードは生涯スポーツ

ビリヤードは老若男女が1つの台で共に楽しめるゲーム。年齢差も体力差も関係ありません。高齢になってもでき、生涯スポーツと言えるでしょう。当店もシニアの方に多くご来店いただいていますよ。当店は、「トッププレーヤーを育てる」ことより、「レクレーションとして幅広い年齢層の方に楽しんでいただく」ことを目指しているんです。ビリヤードブームも下火になり、競技人口も最盛期に比べれば、ずいぶん減りました。私は神奈川県のビリヤード協会の理事を務めていることもあり、ビリヤードの普及に努め、競技人口を少しでも増やしたいと思っています。4~6月の第2、第3月曜日に、初心者向けの教室を開いているのも、その思いの表れ。参加料も1回500円と、低く抑えています。将来的には「市民講座」のような位置付けに格上げしたいと考えてますね。小中学生を対象に、学校の課外授業にビリヤードを組み込む構想を思案中です。ビリヤードに限らず、スポーツ、趣味全般に言えることですが、「熱中する時と疎遠になる時」が波のように繰り返されるでしょう? ビリヤード業界では「離れる時期を3回繰り返したらホンモノになる」と言われています。子どものころに覚え、成長する過程で、「熱中‐疎遠」を3回重ねたら、趣味として定着するのでしょう。そのためにも、早い段階でビリヤードの面白さを体験してほしいですね。初心者教室は保土ケ谷区の区報の「すみれ通信」に案内が載っていますので、興味のある方は気軽にご参加ください。

コロナ禍を乗り越えて

新型コロナウイルス感染拡大で、経営環境は厳しくなっています。少しずつ持ち直しているとはいえ、お客さまの数はコロナ前に比べ、半減しました。特に夜の来店者はピタッと足が止まりましたね。うちはダーツ台も置いているんですが、ダーツのお客さまはお勤め帰りの20時以降に来られる方が多く、最も打撃を受けましたよ。お客さま有志でつくっているサークルも一時、活動休止になってしまいました。県内でも幾つかの同業者が廃業・休業に追い込まれています。中でも、飲食業の許可を取らず、ビリヤード単独で経営している店は深刻だと思いますね。ビリヤードはキュー、球と人の手に触れる道具が多いですから、消毒を徹底しています。換気もまめに行い、お客さまにもマスクの着用をお願いするなど、感染防止対策に細心の注意を払っていますので、ご安心ください。ビリヤードは難しくありません。道具は全て店内にあり、手ぶらで来られる気軽な競技です。1~2時間で十分楽しめますから、時間がちょっと空いた時にでもいかがですか? 健康づくりにも役立ちます。「運動不足を解消したいけど、過度な運動は年齢的に無理」「みんなで集まって楽しむ機会がほしい」「仕事のストレスを発散したい」。こんなことを思っている方がいらっしゃったら、ぜひご来店ください。

※上記記事は2022年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ビリヤード&ダーツ サイドナイン 崎村 秀章 オーナー

ビリヤード&ダーツ サイドナイン崎村 秀章 オーナー HIDEAKI SAKIMURA

ビリヤード&ダーツ サイドナイン 崎村 秀章 オーナー HIDEAKI SAKIMURA

  • 趣味: 釣り
  • 好きな本のジャンル: ミステリー
  • 好きな音楽のジャンル: 1980‐90年代のヒップホップ(店内の有線放送で流しています)
  • 好きな映画のジャンル: SF、アクション系
  • 好きな場所: 伊豆
  • 座右の銘: 一期一会

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