和奏 スミレ 講師(ミコノス横浜ソロバン教室)のインタビュー

ミコノス横浜ソロバン教室 和奏 スミレ 講師

ミコノス横浜ソロバン教室 和奏 スミレ 講師 SUMIRE WAKANA

全国大会優勝。全珠連検定試験十段取得。2019年より『ミコノス横浜そろばん塾』の講師を務める(JR横須賀線/湘南新宿ライン「保土ヶ谷駅」から徒歩すぐ)。

高校生の時にそろばん全国大会で初優勝

始めたのは、小学3年生の時でした。それまで書道やピアノは習っていましたけれども、「みんながやってるからやりたい」となったのがきっかけでした。地域性もあるかと思いますが、クラスの9割近くがそろばん塾に通っていました。
日本一を初めてとったのは高校生の時。塾の先生や生徒さんも日本一になっていたので、「頑張れば自分もなれるんだ」と思ってやっていました。先生や環境にとても感謝しています。大学生で3回目の日本一をとってからは、そろばんから少し離れていたのですが、そんな折り、ミコノス横浜のオーナーから「教えてみませんか?」というお誘いを受けました。スケジュール的には難しかったのですが、オーナーの熱意から、2019年の年末に『ミコノス横浜そろばん塾』の講師を務めることになったのです。
塾は月曜日と木曜日、それぞれ16時、17時、18時からの3つのクラスがあります。実力分けではなく、その3コマのうち、好きな時間に通えるスタイルです。

先々を見据えて子ども達を導いていく

まずは指づかいを学んでいきます。基本的なことですが、先々を見据え、効率の良い指の使い方を習熟していくことからスタートします。
いかに最短コースを進ませてあげられるか、ということがテーマですね。勉強でもそうだと思うんです。果てしないボリュームがある中で、余計なことをせず、いかにして効率よく学んでいくか、ということが大事です。そろばんでは速さと正確さが重要です。ですから、どうすれば速くなり、簡単になるかということを子ども達が納得いくようきちんと説明することが大切なんですね。

次々に目標を達成していくことで自信が蓄積されていく

そろばんを教えることは本当に楽しいですし、時間があっという間に過ぎていきます。子ども達は毎回、毎回、進化していきますし、1週間前より必ず上達しているものなのです。本人もそれは目に見えてわかることですから、モチベーションになっているでしょうね。どうすればスピードアップできるのか、何を変えればいいかを1人ひとり、その日その日ごとに考えます。
そろばんは10級から始まり、9、8と順々に検定試験を受けていくことになります。通常、検定試験は2ヶ月ごとに行われますが、それより早いペースで合格点に達する生徒さんの場合、検定を待たずに次の級に進ませます。目標が次々に現れるのも、子ども達のやる気を喚起するのではないでしょうか。

先生に習うメリットは、進化が速いこと

ミコノス横浜のそろばん教室の最大の特徴は、少人数制です。そのメリットは、一人ひとりに合った言葉をかけられることだと思います。その日、その生徒さんに必要なアドバイスを渡してあげられます。それは結果的に、理解も進級のスピードも速くなります。

最新の能力向上教育ツール

そろばんを習うことで暗算ができるようになります。今はスマホでどこでも計算が出来ますが、スマホはポケットから出して入力してと、手間がかかりますよね。暗算ができれば、数字を見たその瞬間にわかりますから、何につけ便利だと思うのです。例えば、海外へ行った時には、ドルを日本円に瞬時に換算できたりします。

そして、そろばんが脳の発達に寄与するという結果も出ています。暗算ってどうやっているかというと、イメージした珠を頭の中で動かしていくんです。それは空間を把握する能力にもつながり、算数や数学、化学などでは、図形や立体を把握する能力にもつながっていきます。そうして右脳が刺激され、記憶力が格段にアップします。そういった点からも、そろばんは左脳だけでなく、右脳の発達にも一役買い、記憶力に「差」が現れるのでしょう。
さらに、数や図形を頭に浮かべることで、論理的な思考も身についていきます。どの科目であっても、また、大人になってからの仕事でも、問題や課題を読み、そこに何が書かれ何を解決したら良いかを理解する、論理的な「国語力」が必要です。まさに、「読み・書き・そろばん」ですね。その意味でも、論理的な思考は理数系だけではなく、あらゆる学問に有効で、それを小さいうちから身につけていくことはとても大切なことだと思います。

地域のみなさんへメッセージ

そろばんを何歳くらいから始めるといいかというと、幼稚園の年長さんくらいでしょうか。そろばんから“数”を知ることで、その後、グッと伸びていきやすくなります。もちろん、もっと小さい頃からでも、大人になってから始められても構いません。

私もお習字や着付け、ピアノやバイオリン、スキーなど、さまざまな習い事をさせてもらい、それぞれがとても良い経験になっていますが、その中でも何が一番役に立っているかというと、やはりそろばんだと思うんですね。計算が速くて記憶力が良い、これはお勉強が楽ですよね。計算が速いと、その分、他のことを考える時間も増えます。楽になるということは、いろいろな学習が好きになるということにつながり、それは子ども達にとって大きいことですよね。
また、そろばんは級制ですから、目標を立てる、目標をクリアするという思考が身につけられるという面もあります。達成出来て嬉しいからまた頑張る。その積み重ねは、スポーツなどもそうですし、あらゆることにつながっていきます。自分を信じる力=「自信」は大人になってからも大切なことで、何かの困難が現れた時、「あの時できたんだから、この壁も突破できる」、そう考えることができる源になります。その成功体験は人生の宝物だと思います。そろばんを通して将来につながる「自信」を得ていただければと思います。

 

※上記記事は2023年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ミコノス横浜ソロバン教室 和奏 スミレ 講師

ミコノス横浜ソロバン教室和奏 スミレ 講師 SUMIRE WAKANA

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  • 座右の銘: 「為せば成る」

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