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愛犬や愛猫の抜け毛の原因や対策について

犬や猫の被毛は大量に抜けることがあります。
抜け毛は、生理的な理由によるものや病気によるものなどがあり、その原因に合った対策をしていくことが大切です。

今回は、抜け毛の原因とその対策について解説していきます。


〇 抜け毛の原因について
・生理的な要因によって起こる抜け毛
犬や猫には、被毛の長さが一定の基準に達すると毛が抜けて新しい毛が生えてくるという「毛周期」があります。この毛周期が、抜け毛の要因の一つとなります。

また、季節の変化も抜け毛に影響を与えます。春と秋には大量の抜け毛が発生する「換毛期」があります。(時季がずれる場合あり)
特に太い毛と細い毛とで構成される「ダブルコート」をもつ品種では、顕著に現れます。
「ダックスフンド」「チワワ」「柴犬」「ゴールデンレトリバー」「フレンチブルドッグ」等

一方太い毛だけで構成される「シングルコート」の品種では、換毛期がないと言われています。
「プードル」「マルチーズ」「シーズー」「ヨークシャーテリア」「パピヨン」等


・病気や皮膚のトラブルによって起こる抜け毛
毛周期や換毛期で抜けるタイミングではないのに抜け毛が増加している場合や部分的に脱毛している場合は、病気や皮膚のトラブルが原因の可能性があります。

皮膚病(細菌感染や寄生虫感染など)やホルモンの異常(甲状腺疾患や副腎疾患など)、アレルギーなどが考えられるため、皮膚検査や血液検査によって原因を調べていきます。


〇抜け毛対策や注意点
・皮膚にトラブルがない場合 
日常の抜け毛対策として、こまめにブラッシングとスキンケアを行って下さい。

ブラッシングを行う際には、毛をかき分けて根元までブラシを入れて、丁寧にとかして下さい。その際に皮膚を傷つけないようにして下さい。
毎日のブラッシングが効果的なので、嫌がる場合は「おやつ」等を使って、少しずつ慣れさせてみて下さい。

犬のスキンケアのポイントは、適切な頻度でシャンプーを行うことです。ただし、ご自宅での頻繁なシャンプーは皮膚を乾燥させてしまう恐れがあるため、犬種や被毛の状態に合わせた適切な間隔で行って下さい。
ご自宅でのシャンプーの頻度は、一般的には3~4週間に1回が適切と言われています。
地肌を傷つけないようにブラッシングをして毛玉をとり、毛をかき分けて地肌までシャワーで濡らしてシャンプーして下さい。しっかりすすいで水気を拭き取ること、その後の保湿が、皮膚トラブルを起こさないためにも大切です。またシャンプーは、人間用のものを使わないで下さい。

猫については、毛づくろいの頻度を確認して下さい。一般的に健康な猫は、1日に数回自分で毛づくろいを行うことにより、毛の清潔さや皮膚の健康を保ちます。
もし、猫が過剰な毛づくろいをしていたり、反対に毛づくろいをしていなかった場合には、健康に問題が生じている可能性があります。
また、過剰な毛づくろいは、脱毛や皮膚炎につながることもあるため、注意が必要です。


・病気や皮膚のトラブルがある場合
もし抜け毛が病気や皮膚のトラブルによる場合には、適切なケアや治療を行わないと、抜け毛が悪化する可能性があります。

原因をしっかり調べていき、薬を使用して治療していきます。またフードの変更が必要な場合もあります。


〇まとめ
愛犬や愛猫の被毛は、健康状態を確認するための1つの手段になります。普段から愛犬や愛猫を観察し、体毛の変化に気を配ることで、抜け毛の問題だけでなく、健康面の異変にも早く気づくことができます。
抜け毛が通常よりも多い場合や脱毛が見られる場合には、早めに当院までご相談下さい。



ペット医療センター
神奈川県横浜市都筑区に22時まで年中無休で診療している本院があり、横浜市港北区、横浜市緑区、八王子市、船橋市と5つの動物病院を運営しています。

ペット医療センター 荏田南総合病院

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