菅沼 健治 オーナーシェフ(ビストロ ノッポ)のインタビュー

ビストロ ノッポ 菅沼 健治 オーナーシェフ

ビストロ ノッポ 菅沼 健治 オーナーシェフ KENJI SUGANUMA

1988年横浜市生まれ。地元の高校を卒業し、横浜市、東京都の洋食店勤務を経て2019年、相鉄線天王町駅近くに「ビストロノッポ」開店。

幾つかの職を経験し、料理人の道へ

料理人になる前は、美容師やアパレルショップの店員などをしていました。24歳の時に料理の世界に飛び込んだんです。それまで経験した幾つかの業種の中でも、一番おもしろいと思い、料理人として身を立てようと決めました。野毛(横浜市)のイタリア料理店と目黒(東京都)のビストロで約5年、シェフとして修行し、独立して店を構えました。この仕事に就いた時から、「いつかは自分の店を」と考えていたので、開業は念願がかない、うれしかったです。天王町の美容室で働く知り合いの美容師から、「天王町いいよ」と勧められ、開店場所としてここを選びました。

おすすめは「牛肉カツレッタ」「白レバーのパテ」「ビスククリームパスタ」

イチ押しメニューは「牛肉のカツレッタ」(税別850円)。普通、カツレツはフライパンで揚げ焼きにしますが、うちはオープンでローストしているんですよ。直火でないので、火がじっくりと入り、肉が柔らかく仕上がるんです。お客さまにも喜んでいただいています。次に「白レバーのパテ」(税別650円)、レバーは鶏を使っています。レバー特有の濃い味わいがワインにぴったり。自家製スパイス「パンデピス」の効いたバケットと相性が良く、上に載せて食べると抜群です。「ビスククリームパスタ」(税別1350円)もおすすめです。エビの頭からしっぽまで挽いて取ったダシがたっぷりと入り、濃厚なエビの風味が存分に楽しめるんです。常連さんからご好評を頂いています。

豊富なメニューのラインナップ

メニューは100種類以上。ジャンルも「パスタ」「肉料理」「温前菜」「チーズ料理」「ポテト料理」「サラダ」「おつまみ」「〆のご飯」「デザート」と多彩です。自分の好きな料理を自由に作りたかったので、メニューをイタリアンやフレンチなど特定のジャンルに絞らずに「欧風料理」と枠を広げて自由度を高めたんです。ジャンルに縛られず調理できますし、お客さまも豊富なメニューから選べて、きっと楽しいでしょう。メニューは全て手作りを心掛けています。僕のその日の気分でアレンジする「気まぐれメニュー」もお出ししますよ。手作りへのこだわりはドリンクにも。サワーは主に自家製で、レモンやパインなど生の果物から直接搾っています。ワインは赤を中心に10種ぐらいでしょうか。グラスワイン1杯550円程度の低価格帯のものをラインナップしています。

店名はオーナーの身長から

店名の「ノッポ」は僕の身長から取ったんです。身長は193センチ。高いでしょ? 高校時代はバスケットボールをやっていたんですよ。店名のロゴにもこだわり、スタイリッシュな感じでデザインしました。とても気に入っています。気軽に立ち寄っていただきたいと、店の雰囲気もカジュアルにしました。お客さまの層も、お一人さま、カップル、ファミリーと多彩です。年齢的には30代から40代の方が多いでしょうか。地元の方もいらっしゃいますし、SNSで店のことをお知りになった方が遠方からお越しいただくこともあります。オープンしてまだ3年足らずですが、多くの方にご利用いただき、感謝しています。

普段使いしていただける「敷居の低い」店に

うちは、お客さまに気取らずに、普段使いしていただきたい店にしたいと思っています。特別な日に着飾ってご来店いただくような格調の高い店ではなく、ご家族が休日に「近くで外食でもしようか」とか、お務め帰りのサラリーマンの方が「ちょっと食事でもしていく?」などと、お客さまの日常生活のワンシーンに解け込むようなお店を目指しているんです。お客さまに長く愛され、地域に根付く店になったら、これほど嬉しいことはありませんね。「多彩な手作りメニューをリーズナブルに」これがうちのモットー。気兼ねなく、お立ち寄りください。

 

※上記記事は2022年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ビストロ ノッポ 菅沼 健治 オーナーシェフ

ビストロ ノッポ菅沼 健治 オーナーシェフ KENJI SUGANUMA

ビストロ ノッポ 菅沼 健治 オーナーシェフ KENJI SUGANUMA

  • 趣味: 筋トレ
  • 好きな映画: アニメ、鬼滅の刃(子どもと一緒に見ています)
  • 好きな場所: グランベリーパーク(町田市)

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