遠藤 一己 代表(肉のえんどう)のインタビュー

肉のえんどう 遠藤 一己 代表

肉のえんどう 遠藤 一己 代表 KAZUKI ENDO

神奈川県横浜市出身。1975年、洪福寺松原商店街に「肉のえんどう」を開業。黒毛和牛や国産豚など鮮度にこだわった豊富な品ぞろえが特徴。(相模鉄道本線 天王町駅より徒歩約7分)

問屋半分、小売り半分で始まった「肉のえんどう」

「肉のえんどう」は昭和50年創業。自分が一代で築いた店です。親が肉屋関係の問屋をやっていた関係もあって、たまたまこの場所を見つけたのが開業のきっかけ。今は9割が小売りですけど、最初は半分問屋さんのようなことをやっていたんですよ。創業から50年近くが経ち、お客さまもだいぶ変わってきましたね。長年来てくださる方ももちろんいらっしゃいますけど、近隣マンションの若いファミリーも多くなりました。20代から70代まで、本当に幅広い方に来ていただいています。

品質にこだわった豊富な品ぞろえ

当店の強みは、まず品質にこだわっていること。A5ランクの和牛から国産豚、モツなどの内臓関係もいろいろそろえています。店頭に出てないものはオーダーもできますし、新鮮なお肉をリーズナブルに買えるのが一番の特徴ですね。肉には旬がないから、売る側として旬を作ったりもしています。同じしゃぶしゃぶでも夏は冷しゃぶ用で出してみたり、季節の料理にあわせたお肉を用意したり。あとは、名物ママがいるのも特徴。うちの奥さんね(笑)。ママが作るお総菜系も人気ですよ。

料理上手なママのレシピも人気の一つ

お肉を買うときの参考になるように、料理上手なママのレシピも配布しています。若い方とか料理が苦手な方だと、どうやって調理していいのか、分からなかったりするでしょう。もっと気軽にお肉料理を楽しんでほしいなと、レシピをたくさん用意しています。冬だったら、もつ鍋の作り方とかだけど、あと人気なのはビーフハンバーグ。簡単に作れる煮込みハンバーグのレシピを一緒に渡してます。やっぱり料理は手軽に作れるのが一番だからね。うちのハンバーグは本当においしいですよ。黒毛和牛をたくさん使ってるのに安いから、週末には皆さんまとめ買いして行かれますね。

「おいしかった」という言葉を糧に

お客さんとお話しするときには、なるべく専門用語を使わないようにしています。一応、我々はお肉のプロだから聞かれるといろいろ話したくなっちゃうんだけど、専門的なことを言うと温度差ができちゃうから。そういうところを意識してますね。やっぱり対面商売だし、「おいしかった、また来るね」と言われるのが一番うれしいですよね。お誕生日会をやるからとか、お正月用にローストビーフを作りたいとか、予約を入れてもらえるのもうれしいし、次につながるようなことが日々のやりがいになってますね。

今まで通り鮮度のいいお肉を提供し続けたい

正直言うと、ここは建物自体が古いから「あと何年できるかな」と思うこともあるんですよ。最後は「辞めないで」とか言われる気もするから、未練が残らないようにスパッと辞めようと考えたりもするけど、今後もしばらくは今まで通り「おいしい」と言ってもらえる鮮度の高いお肉を提供し続けていきたいですね。うちはSNSも一切やってないから、来ていただいて気に入ってもらえたら「こんなお肉屋さんがあるよ」と周りに伝えて広めてください。まだまだ当分、この場所で頑張りますから!

 

※上記記事は2022年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

肉のえんどう 遠藤 一己 代表

肉のえんどう遠藤 一己 代表 KAZUKI ENDO

肉のえんどう 遠藤 一己 代表 KAZUKI ENDO

  • 出身地: 神奈川県横浜市
  • 趣味: 海釣り
  • よく読む本・愛読書: 百田尚樹さん、伊集院静さんの本
  • 好きな映画: アクションものから何からいろいろ観ます。
  • 好きな言葉: 前へ、前へ。
  • 好きな音楽: 竹内まりや、サザンオールスターズ、菅田将暉、あいみょん
  • 好きな場所: 海

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