地域のコミュニティカフェ ニャトワン 玉野 みか 代表 MIKA TAMANO
静岡県出身。保護猫を譲り受けた経験から、非営利団体「動物愛護福祉支援協会」を設立。その活動の一環として2020年に「地域のコミュニティカフェ ニャトワン」をオープン。(相鉄本線 上星川駅より徒歩約6分)
静岡県出身。保護猫を譲り受けた経験から、非営利団体「動物愛護福祉支援協会」を設立。その活動の一環として2020年に「地域のコミュニティカフェ ニャトワン」をオープン。(相鉄本線 上星川駅より徒歩約6分)
「地域のコミュニティカフェ ニャトワン」は、どなたでも来ていただけるカフェとしての一面はもちろん、子どもたちの居場所として。また、高齢者を含めたペット支援のご相談。ワークショップを開催することもありますし、子ども食堂も運営しています。何をやっているところ?と言われたら「地域のコミュニティカフェ」というのが一番分かりやすいのかなと思っています。
オープンのきっかけは、自分が保護猫を譲っていただいた関係から、高齢者のペット支援をする任意団体を立ち上げたこと。たまたま見たテレビ番組で訪問介護の会社を特集していて、そこで高齢者が飼っているペットの世話をどうするのか、という問題を取り上げていたんです。保護猫の活動をしている団体は多いけど、飼い主側に何かあったときにサポートする事業をしているところが多くないことに気付き、そういった活動をしたいなと。団体設立に向けて準備をしているときに、また偶然にもこの場所に空きテナントを見つけて、事務所に最適だと即契約。高齢者のペット支援が団体の主軸ではありましたが、当初から事業計画には子どもたちの支援や子ども食堂の運営なども入っていたので、この場所を拠点にそういった活動もできるだろうと。窓口がある方が高齢者の方もお話をしに来やすいだろう、というのもありましたし、実際の声を聞きながら組み立てていけばいいかな、という思いもありました。
今は子どもの居場所作り、という部分に力を入れています。子どもたちと話していると、やっぱりその背景がちょっとずつ見えてくるんですよね。他愛ない話や悩みを聞いていると、もちろん子ども同士遊ぶことが楽しくて来る子もいれば、寂しさを感じている子もいて。おこがましいですけど、それを見守るというか、子どもたちが出すサインを見逃さないようにしたいなと思っています。平日はそういった子どもたち、休日や週末はご家族でワークショップを予約していらっしゃる方が中心になっています。
高齢者の方もよくいらっしゃいます。ご夫婦で、というよりも独り身の方がお話しに来ることが多いですね。もちろん保護猫やペットのご相談にいらっしゃる方も。預かってほしいや飼いたいけどどう世話したらいいですか?という感じで、皆さん気軽にいらしてくださいます。年齢層も幅広いですね。私自身、子どもがいるので学校のお話をしにくるお母さんもいれば、赤ちゃん連れで立ち寄ってくれる方もいます、ペットから高齢者まで、という感じで、さまざまな方にご利用いただいています。
何でも聞いてあげたい、という気持ちですけど、やっぱり私自身では解決が難しいこともあるので、そういったところは行政や子育て支援の団体さん、社会福祉協議会さんなど、私が繋がっているところをご紹介させていただいています。でも、他人がずけずけ入り込めるような内容ではない部分もたくさんあり、どうやったら心が通じ合えるのかなというのは永遠の課題のような気もしています。これはもうやり続けるしかないのかなと。気軽に立ち寄れる居場所で在り続けていれば、何か困ったときに思い出してもらえると思いますし、悩みだけじゃなくて、楽しみもこの場所で見つけてもらえたらうれしいです。
一番のメインは放課後の子どもたちの居場所ですけど、その周りにおじいちゃん、おばあちゃんがいて、さらにペットのことを相談する人もいる、というようなお店です。ワークショップもやっているし、リサイクル品やレンタルボックスのような形で地域の方の作品を販売したりもしています。何をやっているのか、決まっていないごちゃ混ぜ感が魅力になって、いろんな人が集まる場所になればいいなと思っています。もっと多くの方にこの場所を知ってほいいですし、子どもたちにもたくさん来てもらいたいです。ぜひ気軽に遊びに来てください!
※上記記事は2022年12月に取材したものです。
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