自家焙煎☆星川珈琲 大江 オーナー OOE
十代の頃からのコーヒー好き。珈琲サイフォン株式会社の河野社長に師事。2019年5月に『自家焙煎☆星川珈琲』をオープン(相鉄線「星川駅」より徒歩3分)
十代の頃からのコーヒー好き。珈琲サイフォン株式会社の河野社長に師事。2019年5月に『自家焙煎☆星川珈琲』をオープン(相鉄線「星川駅」より徒歩3分)
コーヒーはずっと好きでした。エスプレッソやラテアートに興味を持ち、JBA(日本バリスタ協会)バリスタライセンスを取得。その後、縁あって珈琲サイフオン株式会社で仕事を手伝うようになり、ますますコーヒーの世界に魅了されるようになっていきました。その中で特別に興味を抱いたのが「焙煎」についてで、やがて自分のお店を持ちたいと考えるようになったのです。
『自家焙煎☆星川珈琲』をオープンしたのが2019年5月のこと。まさに平成から令和になったその月のことでした。
常時10種類ほどの豆を扱っており、浅煎りから深煎りまで様々ある中で、お客様に好みをお伺いして豆を販売しています。「酸っぱいのが苦手」ですとか、「少し苦目が好き」といった好みに応じて、試飲をしていただきます。スーパーさんに試食コーナーがあるように、やはり飲んでみないことにはその方に合うかどうかはわからないですよね。百聞は一見に如かず。実際に飲んでいただき、ご満足いただいた上でご購入いただくのです。
店頭ではテイクアウト販売もおこなっています。ドリップはもちろん、エスプレッソを使ったカフェラテやカプチーノ、さらにフレーバーラテなど、多種多様なドリンクを揃えています。毎日決まって訪れる方もいらっしゃいますし、味を気に入って今度は豆を購入されていく方もおられますよ。
当店ではスペシャルティコーヒー豆のみを扱っています。スペシャルティコーヒー豆とは、豆の栽培から、全ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底しているもので、虫食い豆や未熟な豆など、いわゆる欠点豆が極めて少ないものです。コーヒーがどのように収穫されるかご存知でしょうか。規模の大きな農園では機械で刈り取り、実を収穫するのですが、当然そこには欠点豆が含まれます。スペシャルティと呼ばれるものは、そこから欠点豆を徹底して排除していくんですね。またエチオピア・ゲイシャなどは、そもそも実が高いところになりますから、完熟した豆だけを手摘みすることで品質を担保しているものもあります。スペシャルティコーヒー豆はコーヒー全体の5パーセントほど。雑味がなく、飲んで美味しいと素直に思えるコーヒーなのです。
スペシャルティコーヒー豆のポテンシャルを引き出す重要な工程が「焙煎」です。生産地、生産者(農園)、収穫した年などによってベストな焙煎の仕方は変わってきます。以前はその豆ごとにデータを取ってプロファイルを作っていましたが、パソコンが導入されことで再現性も高くなりました。
当店では独自のIRバーナー(遠赤外線バーナー)を採用した焙煎機を使用しています。焙煎というと、よく聞くのは“直火”ですよね。直火方式は文字通り豆に直接火を当てて焙煎を進行させていくわけですが、豆にとっては火が当たること自体が負担となります。IRバーナーは直火ではなく、釜に熱を与え、蓄熱によって焙煎を進行させいく方式ですので、豆に負担が掛からず、甘く香ばしいコーヒーとなります。通常、豆の賞味期限は焙煎してから1週間から10日と言われています。それがこの焙煎機ですと、1ヶ月ほど美味しい期間が長持ちするという特徴があります。世には様々な焙煎の仕方があり、どれも良い点があるわけですが、豆のポテンシャルを余すとこなく引き出すという意味では、この方式が最善と考えています。
お店にいらして、一緒に相談しながら豆を選ぶのは楽しいのですけども、中にはなかなか足を運びにくい方もおられます。今後は遠方にお住まいの方も購入が容易になるよう、ECサイトの立ち上げを準備しています。
わからないことは遠慮なさらずお聞きになってください。誰でも簡単に美味しいコーヒーを淹れる方法から、豆の詳しいうんちくまで、なんでもお答えします。どうぞお気軽に、散歩がてら立ち寄ってみてください。
※上記記事は2022年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
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