鼓柳流日本舞踊教室 鼓柳 緑保 鼓柳流二代目家元 ROKUKO KOYANAGI
神奈川県横浜市出身。 母である鼓柳流初代家元・鼓柳美登里の跡を継ぎ、2013年に二代目家元を襲名。(相鉄本線 天王町駅より徒歩約4分)
神奈川県横浜市出身。 母である鼓柳流初代家元・鼓柳美登里の跡を継ぎ、2013年に二代目家元を襲名。(相鉄本線 天王町駅より徒歩約4分)
鼓柳流は、母の鼓柳美登里が立ち上げた日本舞踊の流派の一つです。もともと母は若柳流という古典舞踊をやっていたんです。新舞踊や歌謡舞踊と言われるレコード会社のお仕事をするときに新たに鼓柳流を作り、初代家元に。私も3歳のときに初舞台を踏みました。2013年に二代目家元を襲名し、今は新舞踊を中心に門下生の指導やコロムビアレコードの専任講師としての活動などを行っています。
鼓柳流は、古典舞踊を軸にしているので、多少のアレンジはありますが、そこまで崩した踊り方をしないのが特徴です。衣裳もそこまで派手ではないですし、もともとの日本舞踊の形を活かしたスタイルですね。教室は天王町を本部に、埼玉、群馬、新潟に教室があります。いずれもお子さまから大人の方までを対象に、私や門下生が指導しているお教室もあります。
幼児教室は、3歳頃から就学前までのお子さまに向けて、童謡や子ども舞踊でお稽古を行っています。お子さまには、最初と最後のご挨拶。まずは、その大切さを伝えるようにしています。最近は正座でご挨拶する機会も減っていますし、お母さん方も正座をしないで育ってきた世代だと思いますので、そういった礼儀の部分を当教室で身に着けていただきたいと思っています。
中高年、50~60代からも年齢関係なく始めてもらえるのも、日本舞踊のいいところだと思います。年を重ねると体が動かなくなってくるので、なかなかハードな運動はできなくなりますが、日本舞踊は「三つやるところを二つにしましょう」という感じで、振り付けを変えられるので、年齢に合わせた踊り方ができます。当教室の最高齢は93歳。今は体調を崩して辞めてしまった方ですが、地方の教室に通っていらっしゃる高齢の方などは「93歳まで続けられた方がいるんだから頑張るわ」とおっしゃっています。始めるまでのハードルは高いかもしれませんが、日本舞踊は一度始めてしまえば年齢を重ねても長く続けられるもの。また、若い方は着慣れていない着物や浴衣の所作が学べますし、日本舞踊をやって損はないんじゃないかなと。所作がきれいだと、それだけで美しく見えますから。当教室には男性の方もいらっしゃいますし、性別年齢問わず、お気軽にお問い合わせいただけたらうれしいです。
これまで運動やダンスに触れたことがない方も大丈夫です。かえって、そういう方の方が教えやすかったりするんですよ。バレエや他のダンスの経験があると、そのフォームを矯正する必要があるので、逆にちょっと大変なんですよね。でも、音に乗る、という部分は同じなので、慣れてしまえば意外とスムーズに覚えていただけるのかなとも思っています。日本舞踊は、すごく性格が出るんですよ。パッと見ておっとりしてそうな方が意外とせっかちだったりして、教える側としては面白いなと。日本舞踊を習う時間が、自分と向き合う時間になるのかもしれないですね。
鼓柳流日本舞踊教室は、とてもアットホームなお教室です。お稽古は全て個別なので、その方のレベルに合わせた指導を受けられるのも特徴です。進み方もその方のペースですし、曲も自分の好きなものを選べます。体験レッスンもご用意しています。着物など必要なものはこちらで貸出しますので、ちょっとやってみようかなと思ったらぜひ。見学するよりも、一度実際にやってみた方が教室の雰囲気が分かると思います。また、コロナ禍前には各地のお教室の生徒さんとのイベントも開催していたので、今後落ち着いたところで、交流する機会も増やしていきたいです。
※上記記事は2023年4月に取材したものです。
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