ロバーツコーヒー 星天 qlay店 榎本 秀 店長 SHU ENOMOTO
神奈川県海老名市出身。フィンランド発のコーヒーショップ「ロバーツコーヒー」星天qlay店の店長。(相鉄線 天王町駅より徒歩約3分)
神奈川県海老名市出身。フィンランド発のコーヒーショップ「ロバーツコーヒー」星天qlay店の店長。(相鉄線 天王町駅より徒歩約3分)
ロバーツコーヒーは、北欧を代表するフィンランド発のコーヒーチェーンです。東京・世田谷区の千歳烏山に日本1号店があり、もともと北欧文化が好きだった自分は、そこでオープニングスタッフとして働くことに。途中から、店長を担うことになり、今回23年4月に新たにオープンした星天qlay店でも店長を務めています。
ロバーツコーヒーのコンセプトは、シンプルかつナチュラル。コーヒーもフードも、あまり大きく手を加えず、素材本来の味わいを活かしたものを提供しています。店内も北欧の家具やデザインを活かし、自然な感じでくつろげるような雰囲気になっています。内装もフィンランドの店舗とほぼ同じで、フィンランドに旅行されたお客様から「全く一緒」と言われることも。インテリアも日本の家具屋さんでは見かけないようなものも取り入れていますし、こだわっているポイントです。
北欧のコーヒー文化は、浅煎りのコーヒー。あまり苦くないのが特徴ですね。基本的に日本の喫茶店文化は深煎りのコーヒーがメインになっていると思うので、苦くて濃いというイメージがありますが、北欧のコーヒーは少し赤みがかっていて、味わい的にも苦みが少ない分、少し酸味がある感じです。一度、飲み比べていただけると違いが分かるかと思います。
フードでは、シナモンロールが人気ですね。欧米で主流のシナモンロールは巻いてある面の上にクリームがのっているものですが、当店のシナモンロールはカタツムリのように渦巻きが側面になっている北欧スタイル。甘さも控えめなので、現地ではトーストのような感じで主食にしたり、おかずと一緒に食べたりするんですよ。食べやすいので、すごく好評をいただいているんですけど、数に限りがあって今は昼ごろには売り切れてしまうので、今後はもう少し数を増やし1日中通していつでも提供できるようにしてきたいと思っています。
コーヒーの良さは、心安らぐところだと思っています。コーヒーブレイクという言葉があるくらい、朝昼晩と時間や仕事の区切りをつけるときなど、大事な時間に必要なものなのかなと。自分の生活のなかでも欠かせないものですね。当店で提供しているのは北欧の浅煎りコーヒーですけど、国によって全然味わいが違うのも面白いですよね。自分自身、お休みの日はコーヒーショップを何軒もはしごすることもあるくらいコーヒー好きなので、コーヒー好きのお客様といろいろとお話させていただきたいなとも思っています。
お客様と向き合うときに大事にしているのは、一人ひとり丁寧に接客すること。スタッフにも意識を共有していますが、地域の方とのふれあいを大切にしたいなと思っています。商品の提供スピードなどはもちろんですが、近況やちょっとした悩みをお話しいただけるような場所、コミュニティを作っていきたいですね。天王町は松原商店街など昭和の雰囲気を残している場所がある一方でビジネスパークがあったりと、独特の雰囲気を持つエリア。そのなかで、当店が街のシンボルのようなものになったらいいなと考えています。自分自身、海老名市出身で幼少期はよく相鉄線を利用していたんですけど、再開発で高架下にこんな場所ができると思ってなかったので驚いています。この雰囲気を担う1人として街の皆さんに愛されるお店を作っていきたいです。
ドリンクは月ごとに、フードは季節ごとにシーズナブルの限定メニューも用意しています。特にサンドイッチには力を入れていますので、ぜひ一度食べてみていただけたらうれしいです。断面萌えのような感じで、インパクトのある見た目も特徴的だと思います。店内も広くバリアフリーなのもポイントです。ベビーカーや車いすの方もスムーズに来店いただけますので、老若男女問わず気軽に遊びに来てください。今後は、保土ヶ谷区のなかでコーヒーと言えばロバーツコーヒーだよね、と言っていただけるようなお店になっていきたいですね。また、北欧好きの方の集まるような場所にもなれたらいいなと思っています。
※上記記事は2023年5月に取材したものです。
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