昆虫ショップ Sunny A I land サニーアイランド天王町 中島 誠 代表 MAKOTO NAKAJIMA
子供の頃から生き物好き。カブトムシ&クワガタの魅力にとりつかれ、2023年5月、長年夢見てきた昆虫販売店『サニーアイランド 天王町』をオープン。(相鉄線「天王町駅」より徒歩5分)
子供の頃から生き物好き。カブトムシ&クワガタの魅力にとりつかれ、2023年5月、長年夢見てきた昆虫販売店『サニーアイランド 天王町』をオープン。(相鉄線「天王町駅」より徒歩5分)
カブトムシ、クワガタ、セミ、ヤゴ、カニ……etc。とにかく生き物はなんでも川や山に取りに行っていました。もちろん、猫や犬も好きでしたしね。小学校高学年になると、今度は熱帯魚に夢中になりました。当時はまだ飼うことはできませんでしたけどね。中で特に憧れたのが、海外のクワガタです。当時はまだ輸入が解禁されてなくて、ほんとに憧れたものです。実際に解禁されたのは今から20数年前のことで、念願叶ってようやく飼うことができました。
その後、仕事やら何やらで生き物から少し遠ざかっていたのですが、4年ほど前に昆虫販売店を見つけ、再び昆虫熱が再燃しました。自分ももういい歳ですし、やりたいことを思い切ってやろうと思い、2023年5月に『サニーアイランド天王町』をオープンしたのです。
日本を含め、世界中のカブトムシ・クワガタ類を販売しています。カブトムシですと、お店にいるのは20種類ほどですが、自宅でも飼っていますので、そこで育てたカブトムシも勘定に入れますと、30種類くらいになるでしょうか。もちろん、全部が全部、私が育てたものではありません。俗にワイルド系と呼ばれる、海外から野外採集したものも含まれています。私自身は、どちらかというと、幼い頃からの憧れもあり、カブトムシもクワガタも海外のほうが好きなんですね。ただ、海外のものはすでに輸入が禁止されているものもあります。一例を挙げれば、ニジイロクワガタなどがそうです。「累代」と言いますが、今は入ってきていなくても、育てて受け継がれてきているケースが結構あり、当店でも累代を扱っています。
お店の奥が貸し棚になっています。飼いたくともお家では飼えない方がいらっしゃいます。こちらは常時温度調節がされていますが、それができないですとか、様々な事情があってのことですね。あるいは、おうちで飼ってるんだけども、増え過ぎてしまって飼えない、というケースもあります。そうした方々に棚をお貸しし、飼育の一連の作業をするスペースが整えてあるのです。
貸し棚は何も私の専売特許というわけではありません。スペースに余裕のあるクワガタ屋さんやカブトムシ屋さんで貸し出されているところは、ここ以外にもあります。何れにしても、飼ってみたいけど飼えない方にとっては大きな魅力ではないでしょうか。
お子さんからご高齢の方まで、幅広い方が訪れてくださっています。私よりもお年が上の方も珍しくないですね。オープンから数ヶ月経って、ようやく最近は子供が連れ立って訪れることも増えてきました。「今日も来たよー」って(笑)。
飼い方も丁寧にお教えしています。この間も「産卵セットの組み方がわからない」という子がいましたので、道具一式を揃えてもらい、これこれこういう風にやってごらんと一から教え、お持ち帰りいただいたことがありました。もう夏休みですので、虫好きの子ども達にたくさん来てもらいたいですね。
今後は展示の仕方として、“カブトリウム”というものを考えています。なんと言うのでしょう、ジオラマのように、水槽の中に自然界にある状況を作り、その中でカブトムシやクワガタを飼育するものです。クワガタならばクワガタリウムですね。ただケースに入っているだけですと味気なく見えてしまうことがあります。やり方もお教えしますので、真似してもらえると嬉しいですね。
私は和田町で生まれました。若い時からこの辺りは馴染みで、地元と言えば地元なんですね。その地元に多くのみなさんの支援があって、自分のお店を持つことができました。恩返しとまではいかないかもしれませんが、天王町を盛り上げていくのに一役買いたいですし、私ができることで貢献できればと思っています。
カブトムシやクワガタの魅力の第一は、その姿形です。それから、育てていて、やっぱり面白いんですね。考えてみたら、あの幼虫がなぜこの形になるのか、不思議じゃないですか。「見たい」「知りたい」は、人を動かす原動力になります。遊びに来ていただくだけで構いません。不思議を探しに、お子さんと連れ立って是非いらしてみてください。
※上記記事は2023年7月に取材したものです。
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