勝俣 智之 代表（メディカル＆コンディショニングジム カラヨク)のインタビュー

理学療法士の資格を取得して独立

もともと筋トレが好きだったので、就職後も仕事のあとにジムに通うような生活が出来たらいいなと思っていたのですが、最初に就職した会社がハードでなかなか思うようなトレーニングが出来なかったんです。転職を考えたときに、働きながらトレーニング出来るところにすればいいのでは？と身内にアドバイスをもらって、そうか！と思ったのがトレーナーの道に進んだ最初のきっかけになりました。いくつかのスポーツクラブで働いているうちに、周りの環境や師匠と呼べる方に出会ったことから、この仕事は一生かけてやっていくものだと思うようになり、最終的には大手スポーツクラブの責任者に。ですが、このまま店舗経営や本社勤務で全体のまとめのようなことをやっていくのかなと考えたときに、やっぱり自分はプレイヤーでいたい。そこで、パーソナルトレーナーとして独立することを決めました。とはいえ、そこからフリーでやっていくには弱い。自分の武器になるものを見つけようと、改めた学校に通い理学療法士の資格を取り、22年５月に「メディカル＆コンディショニングジム カラヨク」をオープンしました。

メディカル寄りのコンディショニングをメインに

「メディカル＆コンディショニングジム カラヨク」の特徴は、コンディショニングに特化していること。僕らトレーナーの概念だと、日常生活やスポーツのパフォーマンスをとにかく上げる。それに関わるもの全般をコンディショニングと呼んでいて、かなり幅が広いのですが、僕はそのなかでもメディカル寄り。医療系のものを得意としています。例えば、肩こりや腰痛。なんとなく不調があるけどどうしたらいいか。病院でのリハビリ期間が終了したけど、まだ不安があるといった方。そういった方のコンディショニングを軸としています。また、ゆがみ改善専門店とも掲げていますので、身体のバランス調整も重要視しています。ダイエット目的の方も、まずは身体が動かせる準備が出来ているかどうか。身体を整えてからトレーニングに入るとスムーズに進みますし、運動効果が劇的に変わると思います。

エコーを使って医学的な知見からのアドバイスも

自分の強みは、理学療法士という医療系の資格を持っていること。医療的な目線とトレーナー的な目線。両方からアプロ―リできるのが強みです。例えば、身体のどこかが痛い場合。どこまで動かしていいのか、そのすみ分けが難しいんですよね。本当は動かさなきゃいけないんだけど、どのラインまでならOKなのか。そういった部分は医療の知識がないと判断が出来ない。動かさない方がいいと判断してしまうこともあります。そういったときに、身体の中を見て判断できるよう、当ジムではクリニックで使われているエコーという機械を導入しています。整体や鍼灸なども同じですが、身体の中が見えないので「こうだろう」と予測して施術する。その「だろう」の量を下げたいという思いもあり、エコーを利用しています。痛みの原因が分からないときもエコーを使えば、炎症があるかどうかなど明確な判断が可能です。過去、自分は整形外科で理学療法士として働いていた際に、ドクターと一緒にエコーを見て方針を決めていた経験がありますので、その点でも安心していただけると思っています。

お客様に寄り添ったトレーニングを

お客様に接するときには、相手の求めることに全力で応えることを大事にしています。運動の目的に対してはもちろん、どういった対応や言葉を望んでいるのか。そのあたりをうまく汲み取ることができると、お客様の運動効果も上がるんですよね。お客様の気持ちに寄り添った対応を心がけています。
また、多くの方に自分のトレーニングを受けていただきたい、という気持ちはもちろんあるのですが、このジムが地域の健康を支える場所、コミュニティスペースのようになったらいいなという思いも持っています。夏の暑い時期、地元の方がお散歩の途中などで「ちょっと暑いから涼ませて」といらっしゃって、「最近膝が痛いんだよね」というようなお話から少しアドバイスして、というような使い方をしていただける場所にしたいなと考えています。

目的にあわせたフレキシブルな提案

身体を変えたい、というご要望にはかなりの確率で応えられるはずです。体験レッスンもご用意していますし、料金もリーズナブル。仲間からは「安すぎない？」と言われることもありますが、自分が払うなら、という感じで無理のなく来ていただけるような金額設定をしています。お客様の出費も出来る限り抑えたいという気持ちもあるんですよね。自宅でトレーニング出来るなら、ここに来るのは月１でもいいと思っています。自宅でトレーニングをされるのであれば、大きな器具を使わずに出来るトレーニング法を教えますし、週１で来られる方ならここで完結できるようなものを提案します。また、他のジムに通っている方なら「そこで何をやっていますか？」とお聞きして、そのジムと組み合わせられるようなものを。目的に合わせて、フレキシブルな対応が可能です。お気軽にご相談ください。

※上記記事は2022年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。