髪型製作所 久保田 健嗣 所長 TAKETSUGU KUBOTA
専門学校を卒業後、サロンに勤務。2015年に『髪型製作所』をオープン(JR総武線「保土ヶ谷駅」より徒歩8分、相鉄線「天王町駅」より徒歩8分)
専門学校を卒業後、サロンに勤務。2015年に『髪型製作所』をオープン(JR総武線「保土ヶ谷駅」より徒歩8分、相鉄線「天王町駅」より徒歩8分)
服飾デザインか、保育士か、美容師か。3つの選択肢で悩んでいた時、進路相談の先生から勧められたのが美容師でした。先生としては、私の両親も祖父母も美容師だから、ということだったのでしょう。当の本人は、どちらかといえば保育士に気持ちが傾いていたものの、結果、先生に勧められた通りの道を選んだことになります。私自身はなんでも楽しく思えるタイプで、美容師を続けていくうちに愉しみを覚えるようになりました。この仕事にはルーティンがありません。朝にお店に来て、掃除をするといったことはルーティンといえばルーティンですが、その合間に現在の趣味である植物をいじったり、毎日同じということがないのです。常に今を楽しんでいられるからこそ、美容師を続けていけるのでしょうね。
2015年に『髪型製作所』をオープンしました。見た通り、ここは“倉庫”だった場所ですが、一目で気に入りました。倉庫だったからこそ人目を引くところがありますし、そこで何かがおこなわれていれば道行く人も気になりますよね。加えて、この広さがすごくいいと思えたのです。
本当にこの広さが気に入ったのです。この空間を生かし、チェンバロの奏者をお呼びして演奏をバックにカットをしたこともありました。また外にメダカを飼っていたこともあって、興味深そうに子供達が水槽をのぞいていました。これだけの空間があると、子供は自分たちで遊びを考えるようです。
当サロンは入れ替え制となっています。私ごとですが、お店をオープンするタイミングで長男が生まれました。小さな子供がいると、連れ立って出かけるのが難しくなりますよね。サロンにしても、長時間滞在するのは難しくなります。ここでは、かりに施術中にベビーカーで寝ていたお子さんが泣き出しても、施術を一旦止めて、落ち着くまで待つといったことも可能です。走り回ってもらってもいいですし、大人も子供も自由にここでの時間を楽しんでもらえればと思っています。
美容室ですから、やはりきれいになって帰っていただきたいんですね。髪型はもちろん、例えば洋服の後ろが“毛まみれ”になっていては困りものです。他にも、洋服の裾から糸が出ているのをみると、声をかけて切らしていただくこともあります。
施術の間は、毎日をより楽しく過ごしてもらえるようなヒントを得ていただけたらと思っています。植物をはじめ、私が広く浅くやっている趣味の話もしますし、そのどれか1つがお客様の琴線にふれることがあれば、新しい楽しさを得ていただくきっかけになるやもしれません。もちろん、美容の話もさせていただきます。これも私の趣味の1つでもあるのですが、化粧品の成分の勉強をしていて、市販のシャンプーの中でオススメのものをお客様にご紹介しています。サロン専売の商品は確かにいいのですけども、中身がなくなってしまうと、そのために美容室に足を運んでいただかなくてはなりません。私は美容室のシャンプーだけが優れていると思ってないのです。市販のシャンプーでも良いものがありますし、その方に合ったものがあります。毎日の生活がより便利になるよう、私に出来ることをお伝えできればと思っています。
オススメは縮毛矯正です。ここでは私が1人でやっているものですから、お薬や時間を考慮しながら細かな調整が可能です。よく左右で薬剤やアイロンをする人が違うということを伺います。時間は早いですけども、人が違えば左右で“掛かり”が違うということもあり得ます。そこへいくと、時間は多少かかるかもしれませんが、1人がすべての工程をおこなうことで、ダメージを抑えた縮毛矯正が実現出来ると考えています。
シャンプーも私自身がおこなうメリットがあります。シャンプーを変えると髪質が変わることがあるのですが、乾いた髪を濡らした状態で触ることで、いち早くいまの状態を把握出来ます。1人でも問題ない。むしろ1人だからこそ出来ることが多くあると感じています。
近いうちにお父さんお母さんに向けた「こどもカット教室」の開催を考えています。私が切るのもいいのですが、お家でみんなでカットすることでまた違った充実した時間を味わっていただけるのではないかと思うのです。お店はこれからもどんどん変わっていきます。その変わりゆく様をぜひ見ていただきたいですね。
他のお客様のことを気にすることなく、広い個室のようなイメージでゆったりした時間を過ごしてもらえるサロンです。ファミレスに行くような感覚で、おひとりの方も、お子さん連れの方も、そしてご家族みんなで楽しんでいただければと思います。
※上記記事は2022年11月に取材したものです。
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