飯塚 深雪 オーナー（ネイルサロン M-Welina（エム-ウェリナ）)のインタビュー

海上コンテナの運転手からネイリストに

前職は、海上コンテナの運転手でした。当時通っていた美容師さんが自分のネイルを見せてくれて、「どうせすぐに取れちゃうんでしょ？」なんて言っていたんですけど、「ジェルネイルだから長持ちするよ」と。それが、ネイリストになったきっかけです。やってもらったら気持ちがすごく上がったんですよね。今振り返ると、やり始めるのがちょっと遅かったなとも思うんですけど、当時は30代後半。自分も人を喜ばせる仕事がしたいなと思って、ネイリストの勉強を一から始めました。資格を取ったあと、とある縁で同じ先生に習っていた方に出会い、その方がオーナーを務めるサロンに勤務することに。でも、半年くらいで「独立した方がいいんじゃない？」と言われて。そのとき、「私ダメなのかな？」と思ったんですけど、独立後もお付き合いが続いているので、資質を見てくださっていたんでしょうね。いろいろと運が味方してくれて、2012年にこの「M-Welina (エムーウェリナ)」をオープンしました。

パラジェルやフィルインで自爪に優しいネイルを

一番の特徴は、マンツーマンのプライベートサロンという部分です。オープンした10年前からパラジェルやベースを一層だけ残すフィルインを取り入れ、自爪に優しいネイルを心がけています。加えて、爪の形、きれいなネイルのフォルムにもこだわっています。爪の形も人それぞれ。へこんでいる方もいれば、でこぼこしている方もいるので、そのフォルムをまずはきれいにすること。お洋服もスタイルがいい人がブランドものを着ると映えるじゃないですか。でも、それも痩せていればいいわけではなくて、健康的なスタイルだとよりきれいですよね。爪も同じで、その方の指にあわせたスタイルのいいフォルムだと、カラーやデザインがより映えますから。

お花のアートやビジューがおすすめ

個人的には、お花のアートが得意です。お客様には「シールじゃないんですね」とよく言われます。また、最近人気なのはビジュー。自分のネイルに付けていたらお客様から「付けてほしい」と言われて。これ一つで華やかになるのでおすすめです。デザインもご希望にあわせて、ご提案させていただいています。また、お客さまには施術の最後に「指先を大事にしてください」とお伝えしています。せっかくネイルをしても、パソコンを打つことが多かったりすると人差し指とか中指がすぐに割れてきちゃうので、長持ちさせるためにも、ちょっとだけ爪にも優しくしてほしいなと思っています。

今後は巻き爪や変形爪などフットメニューも

2023年からはフットにも力を入れていこうと考えています。巻き爪や変形爪で困っているお年寄りって多いんですよね。爪から膝にきて歩けなくなる方が増えていると聞いて、爪から変えていくお手伝いができたらいいなと思っています。変形爪などを治せる先生と運命的な出会いがあったので、その先生のセミナーを受講して知識を付けていこうと思っています。昔、ある方に「やりたいことの話が来てもチャンスではないけど、やりたくないことの話が来たらチャンスだと思いなさい」と言われたことがあるんです。実は、フットは苦手なメニュー。でも、そういったフットを専門にしている先生に出会ったのは、自分にとってチャンスなんだろうなと。自分の母が同じように変形爪で歩けなくなった経験を持っていたのもあって、人の役に立つなら挑戦してみようと決めました。

年齢性別問わず爪に悩みがあるなら

ネイルって華やかでオシャレなものだけではないので、健康的な爪にしたいと思っている方にぜひ来ていただきたいです。二枚爪になりやすい、割れやすいなど、ケアはもちろん透明のジェルで保護するだけでもかなり違いますから。高齢の方もぜひ！お客様の年齢層的には30～40代の方がメインですが、70～80代の方もいらっしゃいます。80代のおじいちゃんは、看板を見て「男性でも大丈夫？」と来店くださった方で、爪が割れやすいからと透明のジェルネイルを付けていらっしゃいます。高齢になると足の爪が切りにくい、といった悩みも出てきますし、親御さんの爪を切ってほしい、という方も大歓迎です。また、夜は22時まで営業していますので、仕事終わりにも来店しやすいサロンです。爪のことでお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

※上記記事は2022年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。