代表 カワムラ タカシ（toisy（トイジー）)のインタビュー

美容師になるきっかけは、自由への憧れ

中学一年生の夏休み、あるとき漠然と将来の夢について考えてみたんです。そうして思い浮かんだのが弁護士とお医者さん、容姿などに関係なく「モテそうだ」と思ったのが理由でした（笑）。ところがそれからすぐ、一年生の終わりにもらった成績表を見て「これは無理だ」と気付くことになるのですが（笑）、何はともあれ働かなければ生きていけません。そのため改めて考えをめぐらせて、たどり着いた答えが美容師だったわけです。

当時は今のようにインターネットも普及していませんでしたし、長野の田舎では情報も乏しかったですし。スーツを着て毎日同じ仕事をするのは嫌だな……と考えていたとき、髪色も服装も自由な美容師さんがカッコよく見えたわけなんです（笑）。最初は憧れのような気持ちから始まって、今日まで頑張って来たという感じです。

友人宅を訪れるように、気軽に足を運べる場所に

地元の高校と専門学校を卒業した後は「都会で働きたい」という一心で、大手のサロンに就職しました。そちらで4年ほど経験を積み、その後は知り合いの店を手伝ったり、新たに立ち上げるサロンの店長を任されたり……。その中でだんだんと「自分の店を持ちたい」という気持ちが大きくなり、勢いにまかせてサロンのオープンを決めました（笑）。

『toisy』という名前は英語でto easy……“気軽に”といった意味の造語です。気軽に足を運べるだけでなく、ご自宅でのお手入れも手軽にできるようなスタイルをご提案したいなと、そんな思いを込めました。落ち着いた雰囲気のプライベート空間で、丁寧なカウンセリングと施術を心がけておりますので、ぜひたくさんの方にお越しいただきたいですね。

全てのお客様に対して優しく、丁寧に

上京してからこれまで美容師として経験を積んできて、カットやカラーの技術についてはもちろん自信を持っています。でも、それ以上に重視にしているのが丁寧な対応であったり、居心地のよい空間づくりであったり、『toisy』を選んでくださったお客様とのご縁を大切にしていきたいと思っています。

実は美容師として仕事を始めた頃、ある先輩に「お客様全員に優しくしなさい」と言われたことがあったんです。自分としてはちゃんとしていたつもりでしたが、この言葉で改めて接客について考えるようになったと言いますか。自分より年下だから／年上だからと対応を変えるのではなくて、相手が身内だったら／親戚の子だったらどうするかを考え、全てにおいて手を抜くことがないよう心がけています。

カット・カラーを中心に、さまざまなニーズに対応

サロンとして「おすすめメニューはこれです」といったものはないのですが、たとえばカットであればお客様のご希望に合わせて、ベーシックなスタイルからトレンドを取り入れたものまで幅広く対応できます。そしてカラーについては、白髪を自然に馴染ませる「白髪ぼかし」のようなものがおすすめです。

白髪染めというと伸びてきたところを暗い色で染めるのが一般的ですが、黒と白のコントランストが大きいほど白髪が伸びてきたときに目立ってしまいます。反対に、金髪の中に多少の白髪があってもそれほど目立つことはありません。白髪が気になる世代の方でも、おしゃれに見せる方法はたくさんありますのでご相談ください。

地域のみなさんへメッセージ

『toisy』ではお客様と向き合う時間を大切に、一人ひとりに合ったスタイルをご提案します。今後はヘアメニューに加えて、まつげパーマなど目元のメニューも充実させていきたいと思っています。すぐに伸びて来る白髪にお悩みの方、今よりもおしゃれに見せたいとお考えの方がいらしたら、ぜひ一度サロンに足を運んでいただけたら嬉しいです。

※上記記事は2023年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。