佐藤 遊太 コーチ（Sports Lab ATHLEO（スポーツラボアスレオ）)のインタビュー

スポーツが好き・怪我で続けられなくなる都度、転機が訪れる

昔からスポーツが好きで、中学までは野球をしていましたが、爪下外骨腫になって野球の熱が冷めて、ちょうど部活をやっていない時期に、漫画「はじめの一歩」に出会ってボクシングに興味を持ちました。その少し前に、自分より大柄な同級生との喧嘩に負けて強くなりたいと思ったことも重なり、ボクシングを始めることにしました。アマチュア選手として大学２年生まで試合に出場していましたが、怪我でドクターストップが入りやむなく辞めることとなりました。大学院では老化と筋肉の研究をし、卒業後は様々なアルバイトを経験し、一時期は飲食店で正社員として働きもしましたが、それが本当に自分のしたいことなのだろうかと模索しました。ボクシングジムでトレーナーとして働いていた時期もあります。その後、ご近所でよくご挨拶している方に「子どもにスポーツを教えてくれる良いジムはないかしら？」とお話いただき、それなら僕が教えられますよ、とお子さんにボクシングを教えたこときっかけで色々なタイミングやご縁が重なってこの地域でボクシングフィットネスクラブを開業する流れになりました。

生まれながらに運動が得意ではないからこそ、伝え方や課題解決を考え工夫する

僕の場合、もともと運動は好きでやってきましたが、生まれつき運動が得意なわけじゃないんです。選手としての期間も短く、実践的なことを教えるのは他の人に劣ることもあると思いますが、その分「どうやったら上手くなるのだろう？」「どうやったら足が速くなるのだろう？」と身体のことを掘り下げて探求することには長けているかもしれません。世界タイトルマッチのサポートをさせていただいたことから、その経験を活かし、目標を持ってスポーツに取り組む方と一緒に満足できるパフォーマンスを追求したいです。また、自分があまり運動センスが無かったので、じっくりお一人おひとりの課題解決に向き合い、小さな成功体験の積み重ねなどのサポートすることを得意としていると思います。

身体とメンタルヘルスの両面から・運動を楽しく続けていけるようアプローチ

ジムのあり方の1つとして、徹底した食事管理やストイックなトレーニングで何キロ痩せる、というものがありますよね。でも、僕は「痩せたい」そもそもの理由ってなんだろうと突き詰めて考えていくと、根源には「幸せになりたい」という想いがあると思うんです。痩せる目的でジムに来ていただくのももちろん良いことですが、短期間で追い込むよりも、楽しく運動を続けられるようなサポートを大事にしたいです。ストイックかつ効果的な方法をずっと継続できる人は、一部の人になると思います。何でも痩せればいいというものでもなく、女性も男性の体型の好みが色々あるように、その逆も然りで、痩せたがゆえに意中の人からモテなくなるということもあったり（笑）。ぽっちゃりした人が好きな人もいますから。人を好きになる理由は体型以外のところも大きいですよね。だから、痩せる為だけの目的で、生活を振り切ってしまうのはちょっと違うと思うところがあります。それは大学院で老化過程における筋肉を研究していた時期に、そもそも「健康ってなんだ」と考えたことがあったからかもしれません。どんなことでもわりと突き詰めて考えるのが好きなんでしょうね。

ボクシングと他のスポーツとの関連性を見出し、部活にも活かすレッスン

ボクシングもそうですが、生徒さんが所属している部活の競技の特性を踏まえた上で、部活の悩みや課題に活きるようなレッスンもしていきたいですね。大学４年生の時に体育の教育実習に行ったことがあり、授業が終わったら運動部の部活のサポートもしていました。ハンドボール部、水泳部など生徒さんと仲良くなって、空手部やサッカー部にも呼ばれたりしてよく見に行っていました。本来土日は休みですが、生徒さんから「ちょっと見に来て教えて欲しい」と声がかかるようになって、休みの日もよく筋トレを教えたりしていました。振り返ると、昔からそうして、身体とメンタルヘルスの両面から考えたり、ボクシングだけではなく、他とスポーツとの関連性などを見出すなど俯瞰して考える習慣がありました。

少人数制・パーソナルジムなので細やかなニーズに応じます

ボクシングというと少しハードルがある感じる方もいるかもしれませんが、体力の維持、向上やダイエット、運動を趣味にしたい目的などでお越しくださればと思います。少人数制、またパーソナルトレーニングも対応していますので、ニーズに細やかに応じられますし、なんでもご相談いただければと思います。部活など他のスポーツで感じられている課題などもご相談ください。2023年12月に開業したところですが、これから地域の皆さんが楽しく集えるようなジムに育てていきたいと思っています。小さなお子さまからご高齢の方まで、どなたでもお気軽にご体験にいらしてくださいね。

※上記記事は2023年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。