井坂 文隆 院長（井坂矯正歯科)のインタビュー

手先の器用さをいかして歯科医師になり、矯正歯科を専門に研鑽を積む

両親が歯科医師だったわけではないのですが、子供の頃から「何か手に職を」「医療の道へ」という両親からの期待を感じていました。その思いを受け入れ 私は歯科医師 弟は医師になりました。幼い頃から 細かい作業や物作りが好きだった事も歯科医師 そして矯正歯科医を選んだ理由のひとつかもしれません。
診療を続けるうち、その魅力を益々感じています。
一般的な歯の表側に装置を装着する治療と共に歯の裏側に装置を装着する表から見えない「舌側矯正」のスキルを磨き、1998年に『井坂矯正歯科』を開設しました。

舌側矯正のスペシャリストのもと、技術とセンスを磨く

自分の専門に矯正歯科を選んだのは、お世話になった恩師のアドバイスが大きかったですね。卒業後も大学に籍を置いて「歯科矯正学」を学び、その後は舌側矯正を専門にする歯科医院で診療にあたりました。このときにお世話になったのが、舌側矯正のパイオニアと言える先生で、私自身その技術に感銘を受け、知識と技術を高めていきました。
舌側矯正の治療法は大学で教えてくれるものではありませんし、歯の表側につける装置とは、力のかかり方なども異なるものです。とくに、舌側矯正は「職人」的な要素が大きいものですから、師匠と言える先生のもとで技術を磨き、美的センスを身につけられたことは、今につながる貴重な経験になったと思います。

機能性を重視した治療によって、美しい歯並びを実現する

一般的な歯科治療は、失ったものを補ったり、壊れてしまったものを修復する治療が中心になります。歯を失った方に入れ歯をお作りしたり、虫歯になった所を削って詰め物をするといった治療ですね。一方の矯正治療は、既存の歯をいかしながら口腔機能を整えようとする治療です。
私はよく、患者さんに「ご自分の歯の区画整理をするような治療」だとご説明するのですが、区画整理によって機能性に優れたお口になると、優れた審美性も手に入ると言うのが矯正治療の特長です。矯正治療は、ただ歯をキレイに並べる治療だと考える方も多いと思いますが、私はあくまでも機能性を重視した治療をおこない、結果として美しい歯並びが実現するのだというスタンスで診療しています。

十分なカウンセリングと検査をもとに、オーダーメイドの治療計画を提案する

矯正治療をおこなう上で大切になるのは正確な診断であり、患者さん1人1人にオーダーメイドの治療計画をつくることです。初診時にはゆっくりと時間をかけてカウンセリングをおこない、治療をご希望される方へは見た目だけではわからない骨格や噛み合わせの現状を検査によって分析し、治療計画を立案します。例えるならば、建築物をつくるときに設計図を描くようなイメージでしょうか。治療内容について十分にご説明をして、患者さんが納得し、同意してくださったら、いよいよ矯正治療がスタートします。
矯正治療は、患者さんと私たちスタッフとの二人三脚です。お互いの協力と頑張りがとても大切です。それが、より良い結果、より高いゴールへとつながります。

これから受診される患者さんへ

『井坂矯正歯科』は、「保土ケ谷駅」西口を出た目の前のビル4階で診療しています。
当院では、従来のように歯の表側に装置を付ける矯正治療、歯の裏側に装置を付けることでまわりに気づかれることなく治療がおこなえる舌側矯正のどちらにも対応することができます。舌側矯正は、高い技術と専門性が求められる治療ですが、これまで20年以上にわたって1,000人以上の患者さんを治療してきた経験をもとに、痛みの少ないスピーディな治療をご提供することができるでしょう。人前に立つお仕事をなさっている方はもちろん、他院で舌側矯正は無理と言われてしまった場合にも、ぜひ一度ご相談ください。

※上記記事は2019年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。