天王町セントラルクリニック 安井 信隆 院長 NOBUTAKA YASUI
慶応義塾大学医学部卒業。同大学外科学教室在籍。国立霞ヶ浦病院、川崎市立川崎病院、社会福祉法人親善福祉協会国際親善総合病院を経て、けいゆう病院消化器外科部長を務める。2020年7月に『天王町セントラルクリニック』を院長(相鉄線「天王町駅」より徒歩1分)。
慶応義塾大学医学部卒業。同大学外科学教室在籍。国立霞ヶ浦病院、川崎市立川崎病院、社会福祉法人親善福祉協会国際親善総合病院を経て、けいゆう病院消化器外科部長を務める。2020年7月に『天王町セントラルクリニック』を院長(相鉄線「天王町駅」より徒歩1分)。
小さい頃は、身体が強いほうではありませんでした。1ヶ月入院して、またさらに1ヶ月というのを繰り返していた記憶があります。その記憶に残っているのが、病室のベッドから見た天井です。穴が何個開いてるとか、シミがどこにあるかとか。辛かったことに間違いはありませんが、その生活の中で光であったお医者さんという職業を知らず知らずのうちに目指すようになっていたのだと思います。
大学卒業後は母校の大学の外科学教室に籍を置き、その後、けいゆう病院に勤め、2020年7月に『天王町セントラルクリニック』を開院いたしました。連携面を考えてけいゆう病院の近くで場所を探していたところ、駅のすぐ間近であるこの場所にめぐり合うことができたのです。これも1つの縁と思いますし、地域の皆様の信頼に応えていけるクリニックにしていきたいと思っています。
専門は消化器疾患になりますので、お腹の痛みや違和感等の理由で来院される方が多いのですけれど、それだけに着目するのではなく、関連する疾患を含め、1人ひとりの方のすべてを拝見していきたいと考えています。
病院で手術を担当していますと、生活習慣病を抱えた方の合併症の比率が高いことに気づきます。これは術者にとっても、もちろん患者さんにとっても負担になることですので、日々接していく私たちが健康を見守っていく必要があると思うのです。特に生活習慣病に関しては、ご本人が気づいてないところを拾い上げるという意識が大事です。その調子の悪さが具体的にどういう性質のものなのか、原因にまで遡って考える必要があります。また健康診断で異常を指摘されたものの、放置されている方も少なくありません。それについても、一度立ち止まって考えていただく必要があります。患者さんの意識を変えるというより、気づいておられないことを一緒に考えていくきっかけを私たちが提供できればと思っています。
ガイドラインに則っておこなうことが基本となりますが、できる限り苦痛の少ない、心理的にも身体的にもハードルの低い内視鏡検査を実施していきたいと考えています。
身体的な負担については、適切に鎮静剤を用いることで対応してまいります。患者さんの中には使用をためらわれる方もいらっしゃいますから、その場合もしっかり相談をしながら進めていくという形です。心理的なハードルには、検査そのものへの不安もあるでしょうし、お薬に対してもそれは同様でしょう。検査の必要性を含め、よくよく相談しながら決めていくことが大切です。
レントゲン室や内視鏡室の天井は、空模様になっています。子供の頃のことをお話ししましたが、横になったときに目に入ってくる光景は気になるものです。これはちょっとしたことですけれども、細部にまで気を配り、内視鏡検査に対するハードルを少しでも低くしていきたいと思っています。
当院では待ち時間を緩和するための予約システムを取り入れており、会計もセルフ精算機でおこなえるようになっています。患者さんの利便性を考えて導入したものになりますが、同時に、スタッフの時間を効率化する目的もあります。それによってできた時間を、患者さんに向けて欲しいと考えたのです。
医師にすべてを話してくださるとは限りませんし、言おうと思っていたけれど忘れてしまった、ということもあるでしょう。私のみならず、すべてのスタッフが患者さんと関わり、みんなで患者さんの想いをすくい上げることを徹底していきたいと考えています。
どうぞ気楽においでください。問題がなければ「大丈夫です」とお伝えしますし、仮に私の分を超えるようなものであれば責任を持ってしかるべき医療機関にご紹介させていただきます。何もなければそれに越したことはありませんし、受診をためらわれる必要はありません。お身体に何か不調を感じたら、どうぞ早め早めにご相談いただければと思います。
※上記記事は2020年7月に取材したものです。
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