かわしま歯科医院 川島 真理生 院長 MARIO KAWASHIMA
神奈川歯科大学卒業。2002年に『かわしま歯科医院』を開院(相鉄線「西谷駅」より徒歩3分)
神奈川歯科大学卒業。2002年に『かわしま歯科医院』を開院(相鉄線「西谷駅」より徒歩3分)
父が歯科医師でした。その姿をずっと見てきていたものですからでしょうか、人に喜ばれることが好き、という自覚をいつの間にか持つようになっていたのです。医療関係の仕事は、そうした意味では、患者さんに喜んでもらえる職業でもありますし、父と同じ道を歩むことを決意しました。大学卒業後は県内の医院を中心に勤務を重ね、2018年に父の後を受け継ぎ、『かわしま歯科医院』の院長となりました。
とにかく早く、ですね。痛みのある患者さんであれば、その痛みをすばやくとって差し上げたい。入れ歯もそうです。歯周病で、しかも歯がなく、噛むところもないという状態の方がおられました。通常は歯周病の処置をしてから入れ歯を作るのが順序ですけども、まず早い段階で入れ歯をお作りしました。噛める状態を出来るだけ早く作ることを優先したのです。その後、歯周病の処置をおこない、先に作った入れ歯を調整し直し、治療が終了しました。何であれ、出来上がるまで我慢を強いるということは避けたいのです。不自由な時間が出来るだけないよう、一刻も早く生活に支障がないように持っていくのが私のスタイルです。
街全体がそうであるように、ご高齢の患者さんが多いものですから、入れ歯のニーズが多いですね。入れ歯が充分使えるものになるかどうかは、ひとえにお口の中の環境次第です。型の取り方や入れ歯に長けた技工所を選ぶといった要素はありますけども、残っている歯や歯茎の土手の状態によって入れ歯の使い勝手は変わってきます。逆にいえば、良い状態を作っていくことが大切ということです。
今の時代、インプラントという選択肢もあります。もちろん説明はするのですけども、ここでは入れ歯を選ぶ方が多いのです。若い方は別として、初めからインプラントにするよりも、まず入れ歯を試用してもらい、使い勝手が悪ければ必要な部分をインプラントに変えていくといった感じで、患者さんの負担を抑え、ご希望に出来るだけ添える選択肢を提供していければと思っています。
多くの歯科医師がそうであるように、歯周病の治療には注力しています。歯周病は、歯石の除去にくわえ、患者さんの生活習慣の改善が決め手となります。たばこを吸われる方は歯周病になりやすい傾向がありますし、歯周病は糖尿病を誘発しやすい、その逆もまたあります。そのあたりの説明を根気よく患者さんにしています。
歯周病への対策として、うがい薬も有効です。1日2回、出来れば寝る時間を挟んでその前後に使われるといいでしょう。寝ている間は細菌が最も活発化しやすいので、うがい薬による細菌のコントロールも効果が得られます。口腔内の疾患で、特に全身に影響を及ぼすのが歯周病です。早期の治療と歯周病になる前の予防に気を配っていただけたらと思います。
痛みがなければ歯医者さんに行かない、という方はまだまだ少なくないと思われます。「僕は歯石がつく体質ではないから」と仰った方もおられました。口腔内の細菌のバランスが良く、歯石が付きにくい方は確かにいますけども、やはり稀なケースです。ですから、3ヶ月に1回、ないし半年に1回は定期的に歯科に通うことをお勧めします。それが良い状態を長く保つのに最も有効な手段ですし、万が一悪い部分が出てきても、すばやく対処することで痛みが伴う治療を避けることも可能になります。美容室や理容室に行くように、気軽に歯科医院をご利用いただけたらと思います。
※上記記事は2022年3月に取材したものです。
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