宇南山 賢二 院長(うなやま整形外科)のインタビュー

うなやま整形外科 宇南山 賢二 院長

うなやま整形外科 宇南山 賢二 院長 KENJI UNAYAMA

神奈川県横浜市出身。 埼玉医科大学卒業後、同大学整形外科入局。埼玉医科大学病院・国立身体障碍者リハビリセンター病院などの勤務を経て、2005年に「うなやま整形外科」を開院。(相鉄本線 西谷駅より徒歩約4分)

小児科の開業医だった父に憧れて医師の道に

父が小児科の開業医でしたので、父の仕事に憧れを持っていたことが一つ。もう一つは、小学生のときに読んだアフリカで医療を届けるというドクターの本に影響を受けたこと。それが、医師の道を志したきっかけになりました。父の小児科は兄が継いだこともあり、自分は整形外科の道に進みましたが、さまざまな専門のある整形外科でも自分が選んだのは脊椎脊髄外科。例えば、膝の治療だったら関節を人工関節に取り換えることができますが、脊髄は新しく取り換えることができません。そういった難しさに興味を持ったこともありますが、形を整えたり、神経を圧迫していたものを解消したりして、患者さんが元気になって帰っていく姿がうれしいなと。今も変わらず、それが自分のモチベーションになっています。

一般的な整形外科治療からリハビリ、栄養指導まで

開業当時はごく普通の一般的な整形外科としてのスタートでした。その後、理学療法を取り入れるようになり、リハビリ部門を開設。高齢の患者さんが増えたため、介護保険でも対応できるように通所リハビリ、訪問リハビリも始めました。整形外科の治療の部分では、超音波を使った注射や、再生医療も取り入れるなど、最新の治療法もご提案しています。そういった取り組みは、すべて私の自己満足ではなく患者さんにとっていいものを。よりベストな治療を行いたいという気持ちが源になっています。

また、最近では管理栄養士による栄養指導も始めました。身体を構成するのはやっぱり食べもの。私も栄養士とともに勉強をして資格を取得しましたが、食事が一番大事なんだなと改めて感じるようになりました。栄養士のいる整形外科は少ないと思いますし、予防効果を上げるためにも必要なことだと感じています。

礼儀や礼節を大切に

患者さんには、やっぱり嫌な思いをしてほしくないというのが一番ですね。私自身、ほかのクリニックにかかったときに「なんでそんな言い方をするんだろう」と思うこともありますし、身体が痛くて診てもらいに来ているのに余計なストレスをかけることはないだろうと。開業当初から、礼儀や礼節の大事さというのは職員にも理解してもらっています。年々スタッフも増えていますので、研修や教育にも力を入れていますが、診察後に患者さんが何か納得していないようだったら職員が声をかける、というのも大事な取り組みの一つです。腑に落ちない状態で帰る、ということがなるべくないように。そういったことも心がけています。

新たに始めた栄養療法に注力

まだまだできることを広げていきたいと思いますが、クリニックの器も限られていますので、まず今は栄養療法の部分にもう少し力を入れていきたいと思っています。栄養は何においても通じるところ。栄養をちゃんととっていけば、薬も減り最終的に飲まなくてもいい状態になったりしますし、膝が痛いといった症状を緩和したり、痛くなる前の予防にもつながると考えています。栄養学は研究が進んでいる分野なので、これからもまだまだ新たな知識が増えてくると思いますが、そういったところにもついていけるように日々、勉強を続けていきたいと考えています。また、遠くから通っていらっしゃる患者さんもいますので、分院という形で別の地域で困っている方々の力になれればとも思っています。

頼れる地域の整形外科クリニックとして

新たな取り組みも多い当院ですが、そこには現状維持は後退と同じ、という気持ちがベースにあります。自分は維持しているつもりでも、気付いたらどんどん追い抜かれている。そうならないよう新しいことだけでなく、今までのものをブラッシュアップすることも大事だなと感じています。今後も整形外科という枠を超えて、さまざまな相談にのれるよう研鑽を続けていきたいです。どこの科にかかったらいいのか分からない症状のときには一度、ご相談ください。もちろん私の対応できる範囲ではないところは、提携している病院をご紹介します。お役に立てることならできるだけ対応したいです。そして常に地域の方に頼っていただける存在で在りたいです。

 

※上記記事は2023年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

うなやま整形外科 宇南山 賢二 院長

うなやま整形外科宇南山 賢二 院長 KENJI UNAYAMA

うなやま整形外科 宇南山 賢二 院長 KENJI UNAYAMA

  • 出身地: 神奈川県横浜市
  • よく読む本・愛読書: 仕事関係や自己啓発の本
  • 好きな映画: 『深夜食堂』
  • 好きな言葉: 誠心誠意、和顔愛語
  • 好きな音楽: ジャズ。昔はロックが好きでした
  • 好きな場所: 景色のいい場所

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