高橋 史典 院長(保土ヶ谷ふみ歯科クリニック)のインタビュー

保土ヶ谷ふみ歯科クリニック 高橋 史典 院長

保土ヶ谷ふみ歯科クリニック 高橋 史典 院長 FUMINORI TAKAHASHI

千葉県出身。日本大学歯学部卒業後、離島の診療所の立ち上げや、複数の歯科医院で診療に従事。2021年に「保土ヶ谷ふみ歯科クリニック」をオープン。(JR横須賀線・湘南新宿ライン 保土ヶ谷駅より徒歩4分)

明るく綺麗な歯科クリニックは、リラックスできる空間

もともとは勤務医をしていましたが、自分が理想とする診療を目指して、妻の出身地である保土ヶ谷区に歯科医院をオープンしました。
当クリニックは「歯科医院っぽくない空間」だと思います。緊張感を少しでもなくしていただくため、明るく綺麗な空間になっている点が特長です。受付や診療室にはアロマを置いて、なるべくリラックスできるよう工夫しています。また、気遣いできる優しいスタッフが揃っていると思います。もしも僕ら歯科医師に言いづらいことがあったら、スタッフに伝えていただきたいです。どのスタッフに伝えていただいても、きちんと対応して解決できる体制を築いています。

管理栄養士と連携して、患者さんを健康に導く

当クリニックでは、予防や一般的な歯科治療に加えて、管理栄養士による栄養指導を行っています。歯を治療する目的は、問題なく食事できるようになることですよね。そこで終わりにするのではなくて、当クリニックでは、歯の治療が終わった後の健康へもアプローチしていきます。歯科医師と歯科衛生士、そして管理栄養士。この3つの職種が連携して患者さんを健康に導く体制を築いているんです。
僕自身、もともと食育や健康に対する興味が強くありました。さらに、以前勤務していた歯科医院が管理栄養士による栄養指導を行っていたことも影響して、当クリニックでも導入を決めたんです。歯科医院には、老若男女がいらっしゃいますよね。それこそ0歳から90歳近い高齢の方まで。さまざまな方が集まる歯科医院が、健康をサポートする場所になれればと考えたんです。当クリニックが健康への中継地点になるようなイメージですね。
たとえば、小さいお子さんの場合には、噛む力が低下しているためにお口がぽかんとあいてしまうケースが増えています。このような場合には、口の周りの筋肉のトレーニングや、噛みごたえのあるものを食べるような指導をさせていただきます。あるいは年配の方の場合には、筋肉が減少するサルコペニアが問題になっていますよね。サルコペニアになると、最終的に歩けなくなってしまうフレイル(虚弱)という状態や要介護につながってしまいます。口腔機能が低下するオーラルフレイルは、全身のフレイルへの入り口と言われているので、健康保険を用いた検査や、検査後のアドバイスをさせていただきます。これらは一例ですが、今後はさらに、患者さんそれぞれに合わせた健康サポートができる体制を築いていきたいと思っています。

患者さんとの対話を重視。納得して治療を受けてほしいから

当クリニックでは、患者さんとの対話を重視しています。初診時は、カウンセリングコーナーで、これまでの歯科医院への思いやお口のお悩みなど、患者さんのお話を詳しくお伺いするようにしています。このようなカウンセリングに加えて、痛みがなければお口の中の撮影や、希望があれば唾液検査などもさせていただきます。
治療を選択する際には、お口の中の状態や医学的な見解をお伝えした上で、十分に話しあうようにしているんです。たとえば、歯を残すか残さないか選択しなければいけないケースもあります。このような場合には、残した時のメリット・デメリットと、残さなかった時のメリット・デメリットを説明させていただきます。それぞれのメリットだけではなくデメリットも理解していただき、患者さんに納得してもらってから治療を始めるようにしています。
また、痛みを訴えるような急患の患者さんには、できる限りすぐに対応させていただくようにしています。実は僕自身、当クリニックを開業する前に体調を崩してしまって、近くの医科クリニックに急患でお世話になったことがありました。その時の先生が親身になって対応してくださって、その日のうちに病院も紹介もしてくださって、とても助かったんです。ありがたかったですね。なので、痛みで苦しい患者さんの気持ちはわかるつもりです。
急患の患者さんの痛みが落ちついたときに、「ありがとうございました」と感謝していただくことがあります。その瞬間はすごく嬉しいですね。やっていてよかった、歯科医師冥利に尽きるなって思いますね。

日本人の健康寿命を伸ばして、世界に発信していきたい

今の目標は、日本人の健康寿命を伸ばすことです。平均寿命が伸びても、亡くなる前の最期の10年程は介護が必要になるケースも少なくありません。当クリニックがサポートすることで、健康に過ごせる期間を伸ばしたいと思っています。そのためには、医科との連携も大切です。全身疾患に対する理解もより深めていかなければと思っています。全身疾患への理解があれば、管理栄養士と相談しながら、より効果的な栄養指導もできるからです。ちょうど当クリニックのある通りには、医科の病院やクリニックも揃っています。連携しながら、地域全体で患者さんの健康寿命を伸ばしていきたいですね。
また、僕は、日本が世界のお手本になれればと考えているんです。先進国の中でも、日本はかなり速いスピードで超高齢社会を迎えています。歯科が管理栄養士などほかの職種と連携して、健康寿命を伸ばすサポートができれば、その方法を世界に向けて発信できますよね。日本では、欧米諸国で技術を学んで戻ってくる歯科医師も少なくありませんが、僕はそれを逆転させたいんです。世界から日本に勉強に来るような。患者さんの健康に対して歯科の分野からアプローチしていって、いつか世界のお手本になれればと思いながら取り組んでいます。

歯医者から足が遠のいていた方にも安心してきてほしい

これまでに歯科医院で嫌な思いをしたことがあったり、コロナ禍で不安だったりなどを理由に、歯科医院から足が遠のいていた方もいると思います。ですが、そういう方にも安心して来院いただきたいです。
当クリニックでは、最初にきちんとカウンセリングをして、納得していただいた上で治療を始めます。新型コロナに対しても、医療機関専用の空気清浄機を設置するなどきちんと対策していますので、感染についても心配はいりません。
当クリニックは通りに面した1階にあり、来院しやすいと思います。歯の治療に限らず「もっと健康になりたい」という方のお手伝いも可能です。どなたでも、ぜひ足を運んでください。

 

※上記記事は2022年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

保土ヶ谷ふみ歯科クリニック 高橋 史典 院長

保土ヶ谷ふみ歯科クリニック高橋 史典 院長 FUMINORI TAKAHASHI

保土ヶ谷ふみ歯科クリニック 高橋 史典 院長 FUMINORI TAKAHASHI

  • 出身地: 千葉県
  • 趣味: 音楽が好きで、ライブにもよく行きます
  • 好きな本: 「新編 歯科医療とはなにか」、「ジョジョの奇妙な冒険」
  • 好きな映画: The Matrix
  • 好きな音楽: 「X JAPAN」、「摩天楼オペラ」、「ヘビーメタル」

INFORMATION