せがわ動物病院 瀬川 和仁 院長 SEGAWA KAZUHITO
横浜市保土ヶ谷区天王町出身。麻布大学獣医学部卒業後、横浜市や相模原市のクリニックに勤務。また、麻布大学の特任教員として内科診療を担当。2022年、地元でもある天王町に「せがわ動物病院」を開院。(相鉄線 天王町駅より徒歩約6分)
横浜市保土ヶ谷区天王町出身。麻布大学獣医学部卒業後、横浜市や相模原市のクリニックに勤務。また、麻布大学の特任教員として内科診療を担当。2022年、地元でもある天王町に「せがわ動物病院」を開院。(相鉄線 天王町駅より徒歩約6分)
もともと犬やウサギ、熱帯魚など、動物をたくさん飼っていたので、獣医という職業があるんだ、ということはわりと小さいころから知っていました。『動物のお医者さん』というマンガを読んでいたこともあり興味も持っていたのですが、進学時に目指していたのは理学療法士。高校生のときにスポーツをやっていたので、そのリハビリに関心があったんです。ただ当時、両親から獣医学科を強く薦められていて、結果的に両方の学部に合格。どちらに進学しようかと迷った結果、親がそこまで言うなら獣医学科にしようと。きっかけに立派な大義名分がなくて恥ずかしい部分もあるんですが、動物も好きだし、今はそういう人生の流れなのかなと思い、獣医学の道に進むことに決めました。
獣医学部は、獣医になりたいという熱い志を持って入学してくる人が多く、自分もかなり刺激を受けました。恩師との出会いから大学院へと進み、内科で血液の研究を4年間。専門性を身に付けて卒業したあとは、横浜市の病院に勤務したのですが、その後再び大学で教員をしながら大学病院で内科診療を担当。大学病院での診療経験を持って、相模原にある大手クリニックに4年間ほど勤務したあと、2022年に地元である天王町に「せがわ動物病院」を開院しました。
大学病院は二次診療といって、開業医などから紹介を受けて患者さんを診るという病院。そういった病院で働いていて思ったのは、ホームドクターとしてきっちりとコミュニケーションを取って診察している先生から紹介されていらっしゃる患者さんは、その先生に厚い信頼があるということ。いろんな意味で連携を取りやすく、紹介を受ける側の僕らも治療しやすいという部分がありました。医師と患者、お互いに協力関係にあるホームドクターっていいなと。もともといつかは地元に戻って開業したいという思いもありましたし、そういった経験を経てホームドクターの重要性も感じていたことが、開院を決意したきっかけです。
当院が目指しているのは皆さんにとっての身近な先生。ホームドクターやかかりつけ医といった存在です。自分の専門は血液内科ですが、そこに特化しているわけではなく、基本的には当院の目の前にある公園へ散歩に来ているような近所の方に、いつでも頼ってもらえるようなクリニックで在りたいと考えています。ワクチン接種やちょっとした体調不良など日常的に相談ができるような病院。ホームドクターは自宅の近くにあった方がいいと思うんです。この地域の方がいつでも頼れるかかりつけ医になりたい、と考えています。
足を引きずっている、吐いている、下痢があるなどいうときには、皆さん病院に行こうと思われますが、なんとなく様子がおかしいといったとき。不定愁訴というようなものは、気付きにくく、病気の発見が遅れてしまうことがあります。人間であれば「お腹痛い?」などと一言で済むようなものも、動物の場合、それを聞くことができません。だからこそ、そういった不定愁訴が一番難しいのですが、いつもとちょっと違うなということがあったら気軽にご相談いただけたらと思っています。緊急性のあるものなのか、検査や治療が必要なのか、様子を見ても大丈夫なのか。診察時には、飼い主さんとよく相談しながら進めていくように心がけています。病気の早期発見のためにも犬の場合は、予防接種など健康なときに病院に来る機会が多いので、あわせて血液検査をしたり、体重を測ったりするといいのかなと思います。逆に猫はそういった機会が少ないので難しい部分ではありますが、体重測定ならご自宅でも出来ますので。やっぱり月に1度くらい体重測定するのが大事かなと。定期的に測っていれば、その数字からも異変に気付くことができますから。
アットホームで相談しやすいホームドクター、というのを今後も基本にしていきたいと思いますが、その部分が達成できたら自分の専門でもある血液の分野での診療や治療の整備にも携わっていきたいと考えています。そうなると輸血などが話題になってくるのですが、自分は日本獣医輸血研究会の運営委員でもありますので、そういったところもしっかりと関わっていければと思います。
とはいえ、まずは気軽に足を運んでいただけたら嬉しいです。体重を測るくらいでしたら、いつでもどうぞ。お待ちしています。お散歩がてら立ち寄ってくれる方も多く、もはや当院がおやつポイントのようになっていたりするんですよ。ドアの前で近所のわんちゃんが待っていることもよくありますし、ちょっとした健康相談を受けることも。そのくらい気楽にいらしていただけたらと思っています。また、当院では猫用療法食も取り扱っています。インターネットでの購入が難しいものもありますので、食事の相談などでも構いません。まずは「せがわ動物病院」に相談してみよう、と思ってもらえるホームドクターで在りたいと思っています。
※上記記事は2022年5月に取材したものです。
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