中村接骨院 中村 良路 院長 RYOJI NAKAMURA
1999年5月に川上町で開業。2019年3月、保土ヶ谷の地で新たなスタート(JR横須賀線「保土ヶ谷駅」より徒歩4分)。
1999年5月に川上町で開業。2019年3月、保土ヶ谷の地で新たなスタート(JR横須賀線「保土ヶ谷駅」より徒歩4分)。
学生時代、部活動で怪我をすることが多く、その度に接骨院の先生方のお世話になっていました。「自分も人助けができるといいな」。そうした思いを抱いて、この道に進むことを決めたのです。そこから20数年前に東戸塚の川上町で最初の開業となりました。そのテナントが入っていたビルの老朽化に伴い、2019年3月に当地へと移転してきました。
ありがたいことに、東戸塚の頃の患者さんもお見えになっていますし、お子さんからご高齢の方まで、幅広い方々にご利用いただいています。お身体の痛みや辛さ、悩みなどを抱えている方の少しでもお力になれればと思っています。
問診票にご記入いただき、ご質問と触診を経て症状等を確認し、オイルマッサージ等を含めた治療に入っていきます。そして毎回の施術の最後に、骨盤の調整をして身体全体のバランスを取ってからお帰りいただくことになります。
人には癖というものがあります。例えばですけども、どちらかの足が痛いと、その足をかばって反対側の足に負担がかかるものですから、今度はそちらの足を傷めてしまうことが往往にしてあるのです。骨盤もそうです。長年続いてきた癖によって、少しずつ少しずつずれてしまい、痛みの要因となることがあります。癖は、施術によってすべてが解決できるわけではありません。患者さんのご協力あってのものですから、一緒に治していきましょう。
例えばですが、ナイフが5センチ刺さったとすると、これはもう大怪我です。この時、脳は限界を超えた痛みを抑えるため、エンドルフィン等、脳内麻薬を放出して対処します。ところが、鍼を5センチ刺しても痛くないのですが、脳は大怪我に感じます。ですから、鍼を使うことによって痛みを緩和させることが可能になるのです。これは、西洋医学的な鍼の効能と言えるでしょう。もちろん、鍼を刺すことによって、脳から患部を治す指令が出ますから、怪我等の回復を早めることも期待できます。
そして鍼には、東洋医学的な本来の使い方もあります。いわゆる不定愁訴と言われるものについては特に有効で効果的です。
中枢神経である脳と脊髄を覆っている膜を脳硬膜と言います。脳硬膜は後頭部の骨と仙骨の部分だけがつながっていて、大部分は“フリー”になっています。ただ、何しろ硬い膜ですから、仮に後頭部と仙骨部分がねじれていると、“よれてしまう”んですね。よれてしまうことによって神経が引っ張られていたり、圧迫されていると、自律神経系の問題や腰の痛み、肩の痛みが生じると考えられています。そのねじれを解消し、全体のバランスをとって神経の流れを良くしていくのがNTA(神経伝達調整治療)です。実際の施術ではバキボキと骨が鳴ってしまうようなものではなく、本当に触れるか触れないか、さするかさすらないかというくらいの弱い力で治していきます。
薬石浴ベッドというものもあります。こちらは低線量放射線(ホルミシス効果)を利用するものです。強い放射線を浴びると、細胞に影響し、老化の一因とも言われる活性酸素が体内で大量に放出されます。ホルミシス効果とは、意図的に弱い放射線を浴びることにより、活性酸素を減少させることを意図するものです。インフルエンザなどの予防接種と考え方は似ていますね。薬石浴ベッドは腰や肩の痛みはもちろん、自律神経系の諸問題や不眠症に効果的な治療になります。
鍼にしろ、NTAにしろ、そして薬石浴ベッドしろ、特定の疾患を改善する最終手段ではありません。鍼が苦手な人もいれば、そうでない人もいらっしゃいますよね。選択肢が複数あることで、その人に合わせた東洋医学を選んでいただけるようにと思っています。
身体の痛みは、痛みが取れればそれで終わり、というものではなく、むしろ、その後、痛みを再発させないということが大切です。また、骨の変形が起こると骨は元には戻りません。私も精一杯力を尽くしていきますし、どうぞご一緒に二人三脚で身体を整えていきましょう。身体を心配することなく、いつまでも元気に過ごしていただけるよう、少しでもお力になれたら幸いです。
※上記記事は2022年5月に取材したものです。
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