平野 雄一 院長(星川みらい接骨院)のインタビュー

星川みらい接骨院 平野 雄一 院長

星川みらい接骨院 平野 雄一 院長 YUICHI HIRANO

1977年保土ケ谷区生まれ。日本健康医療専門学校(東京都台東区)卒。2010年柔道整復師の国家資格取得。整骨院と整体院を経営する会社に入社し、東京都内、横浜市内の接骨院で整復師、院長職を務めた後、20年保土ケ谷区星川に「星川みらい接骨院」開院。

複合サービスの提供で、根本的な改善を図る

もともとはIT系企業などでサラリーマンをしていました。整骨業界とは全く無関係ですね。25歳の時に将来のことを考え、母に相談したら、「あんた、小さい頃からお母さんの肩もみしてくれたじゃない。結構上手だから、向いているかもよ」と言われ、この世界に飛び込んだんです。整体の専門学校に通って資格を取り、整体と整骨の両分野を営む会社に入社しました。初めは整体師として働いていましたが、整骨部門の柔道整復師の仕事を勧められ、改めて整骨の専門学校に入り直して資格を取得したんです。整復師として再出発し、地元の星川に開院しました。
当院は、接骨院と「メディカル・フィット・ケア」の2施設を併設しています。接骨院はけがの治療が中心。保険適用を受け、医療行為の一部と言えるでしょう。一方、「メディカル・フィット・ケア」は、痛みを繰り返して慢性化している方を対象に「運動」と「整体」を組み合わせ、根本的な改善を目指します。こちらは自費診療。一つの施設で「接骨」と「整体+運動」の複合的なサービスを提供できる所は多くなく、当院の強みになっているのではないでしょうか。

治療で大切なのは、お客さまとの「相性」

接骨院部門はけがの治療に専念します。痛みの除去や部位の固定、安静が必要ですから、体を動かすことを伴う「メディカル・フィット・ケア」部門とは線を引いていますね。当院はカウンセリングを重視。お客さまが来院されたら、まずじっくりとお話をうかがいます。「どの部位?」「症状の程度は?」「けがの原因は?」多岐にわたって問診し、症状を見定める手掛かりを探ります。続いて徒手検査に移ります。視診と触診で症状の特定を進めるんですね。私たちは一般の医療機関と違い、XP・MRI・CTなどの医療装置は使えません。カウンセリングと徒手検査を通じ、症状を明確化し、治療方針を組み立てます。それをお客さまにご説明し、ご納得いただいた上で、施術に取り掛かります。
あくまで一定水準以上の施術技術を持ち合わせていることが前提ですが、治療を進めるに当たって大事なのは、実は技術スキルではなく、お客さまとのメンタル面での相性なんです。意外に思われたでしょう? 個人的な意見ですが、お客さまとの相性が良く、信頼感を得られていなければ、いい施術をしても期待以上の効果は得られないでしょう。痛みを抱えてご来院されたお客さまは初めは緊張のし通しです。皆さん「この先生は大丈夫だろうか?」と不安気な顔をされます。こっち側もよそよそしいと、お客さまに確実に伝わります。そんなギクシャクした状態で施術に取り掛かっても、期待通りの施療効果は得られません。カウンセリングを重く見ている理由はそこにもあるんです。お客さまとのコミュニケーションを通じ、少しずつリラックスしていただく。「この先生はこんなに話を聞いてくれるんだ」「こんな丁寧に説明してくれるんだ」と思っていただければ、信頼感も出てくるでしょう。フランクに接し、時には冗談も言って、気持ちが楽になるように心掛けていますよ。そうして距離感を縮め、信頼感を得られるよう努めています。患者様の安心感・信頼感を感じられたら、いよいよ施術。施術の効果も上がり、「顧客満足度」もアップすると思うんですよね。もちろん、施術で痛みを沈静化させる技術面での結果を出すことが肝心なことは、言うまでもないことです。

痛みが治まったら「メディカル・フィット・ケア」へ

接骨院の治療で痛みが取れて症状が安定してきたら、ケアの場を「メディカル・フィット・ケア」に移します。完全パーソナルで対応。「運動」「整体」が伴いますので、体がそれに耐えられる適切な状態まで回復しているのかどうかを慎重に見極めます。そのために、当院は「姿勢分析」のシステムを導入しているんですよ。全身をタブレットで撮影し、AI(人工知能)を使って「姿勢の歪み」を可視化(画像)できます。姿勢のバランスが崩れていないかどうか、歪みから負担のかかり易い部分はどこかを示してくれるんです。分析結果に基づき、最適の施術、運動法をご案内します。メニューはご自身の体重を生かす「自重トレーニング」が基本。スクワット、プッシュアップ(腕立て伏せ)、それと体幹系ですね。リハビリの域を脱していない方には、無理のない範囲でメニューを組み立てます。

将来的には「メディカル・フィット・ケア」をメーンに

現在は接骨院と「メディカル・フィット・ケア」の2本立てで運営していますし、接骨院での治療を終えた方がその先の「メディカル・フィット・ケア」に移行するケースも少なくありません。その機能は今後も大事にしたいと思っていますが、将来的には「メディカル・フィット・ケア」部門を拡充させたいと考えています。「メディカル・フィット・ケア」は「整体」と「運動」を組み合わせ、けがをしにくい体づくりを提案する部門。アドバイスの対象は食生活、生活習慣にまで及び、トータルに健康づくりをサポート。けがをしたら、その対処として治療する接骨院よりも可能性が広いと期待できるからです。ダイエットコースもあるんですよ。栄誉指導や運動指導を組み込み、中心的な部門に育てたいと思っています。

新型コロナウイルス対策も万全に

当院は開院3年目。オープン翌月に初の緊急事態宣言が発令されるなど、コロナのただ中に置かれました。翻弄され、経営的にも大きな影響を受けたんです。その打撃から立ち直ろうと、コロナ対策には万全を期していますね。完全予約制にし、お一人限定を基本にしています。24時間換気のほか、1時間ごとに外気解放を実施。スタッフも毎日、朝晩2回の検温を行い、お客さまが安心してご来院いただける環境を整えていますね。「けがを早く治したい」「痛みから解放されたい」「体や骨盤の歪みが気になる」「姿勢が正しいのかどうか知りたい」「いろんなダイエットを試したが、効果が出ない」「筋トレの結果が表れない」。こんなお悩みを抱えていらっしゃる方は、ぜひご来院ください。ご満足いただけるサポートをします。

 

※上記記事は2022年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

星川みらい接骨院 平野 雄一 院長

星川みらい接骨院平野 雄一 院長 YUICHI HIRANO

星川みらい接骨院 平野 雄一 院長 YUICHI HIRANO

  • 趣味: 休院日に子どもと公園を散歩
  • 好きな本のジャンル: 健康・食生活の実用書
  • 好きな音楽: Jポップ
  • 好きな映画のジャンル: アニメ系(子どもと観て楽しむ)
  • 好きな場所: 函館の夜景・夕景

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