蜷木 敏伸 院長(朋林接骨院)のインタビュー

朋林接骨院 蜷木 敏伸 院長

朋林接骨院 蜷木 敏伸 院長 TOSHINOBU NINAGI

1998年に『朋林接骨院』を開業。2014年に現在地に移転(相鉄線「天王町駅」より徒歩2分)

サラリーマンを経て治療家の道に

子供の頃、祖父が柔道をやっていたと聞いており、私も中学から柔道を始めたのですが、ある時、肩を怪我してしまったんですね。土曜日の午後だったので整形外科は開いていなくて、いわゆる「ほねつぎ」、柔道整復師の先生にお世話になりました。そこで「こういう仕事がある」ということを初めて知ったわけです。以後、度々助けて頂いて、高校を卒業する頃には、逆に助ける側に回りたいと考えるようになっていました。
そのまま高校を卒業して専門学校に入るのも1つの道でしたが、私の場合、大学に進み、さらにサラリーマンも経験しました。高校を卒業する際、「大学には進まない」と親に告げたところ、「行ってもいないのに偉そうなことを言うな」と言われ、大学を卒業する際も「仕事をした事もなく、世の中を知らないくせに偉そうなことを言うな」と返され、気づくと親の意図どおりということに(苦笑)。私には勝気なところがありますから、うまく誘導されてしまったんですね(笑)。でも夢であった仕事だったので、結局遠回りをしましたが、こちらの道に進むことに。その遠回りのおかげで、世の中のことを少しは知ることができたように思いますし、今の仕事にも生きているのでは?と思っています。
1998年に『朋林接骨院』を開業し、2014年に現在地へと移転してきました。と言っても、隣のビルに移っただけですが(笑)。気づけば、20年余り、この地域で仕事をしてきたことになります。

「痛み」の要因を探っていくことから

施術の流れとしましては、問診票に記入していただき、詳しいお話を伺っていくことになります。その後、視診・触診を経て、患者さんの痛みがどこに起因しているのかを探っていきます。例えば、腰をどこかにぶつけて痛みが出たのなら、それは腰だけの問題です。しかし、外的な要因がないのに腰が痛むのであれば、他の要因も重なっていることが考えられます。長時間座ったあとで腰が痛むことがありますよね?座っているだけでも一部の筋肉が同じ姿勢を保持するために使われるので、いわゆる筋緊張がおきます。筋力トレーニングをした後の筋緊張や疲労とは種類は違いますが、動かずとも筋肉を使うわけですから、それが痛みに繋がることもあるというわけです。このように痛みの要因を多角的に検討し、その上で施術に進んでいくことになります。

指圧・ストレッチの手技中心の施術

当院では、指圧・ストレッチの手技中心の施術をおこなっています。指圧は疲労がたまっている筋肉の血液循環を良くすることが主たる目的で、ストレッチは固くなってしまった筋肉を伸ばすものになります。血液は老廃物や痛みを発する物質を肝臓や腎臓に運んでいく働きがあります。血液循環を良くすることにより、その働きをスムーズにしていくのです。人の身体を治すのは、私ではありません。自然治癒力という言い方をしますけども、その人の身体自体が治していくわけで、私の役割は、そのお手伝いなんですね。
施術では、左右のバランスを整えていくことも重要です。右利き、左利きがあるように、身体を左右均等に使うことは難しく、それによって“ねじれ”が生じます。ねじれがゆがみになると、痛みが出てくることになりますから、左右のバランスを整えていくことが大切なのです。これにより、痛みの出にくい身体を作っていくようにしていきます。

状況を改善するため、様々な手法を

「EMS」は電気の刺激で筋肉を収縮させるもので、運動の補助として有効です。普段、運動をされてない方やご高齢で動けない方々に対して、筋肉が少しでも動く状態を作ることで改善を図っていくことになります。運動の補助として、有効なツールと言えるでしょう。「ハイボルテージ」は、身体の深いところの筋肉に刺激を届けるものです。手技だけでは難しい深部にも作用しますので、不調からの早期回復が望めます。
電気をかけることによって血液循環を良くしたり、固くなった筋肉をやわらかくすることはできますけども、それだけで状況が改善するわけではありません。繰り返しになりますが、身体を治すのはご自身の力であって、その状況を様々な方法を用いながら手助けをしていくことになります。

地域の皆さんへメッセージ

人の身体は、疲れや休息を望むメッセージを必ず送ってくれています。要は道路の信号と一緒です。赤信号なのに道路を渡ったことはありますか? 1度くらいは大丈夫かもしれませんが、それを繰り返しているといつかは大きな事故につながりかねません。身体も同じで、送ってくれている信号をほおっておくと、大きな事故につながり、回復がより一層難しくなります。何度も述べていますが、身体は、身体自身が治してくものです。私も精一杯のことをさせていただきますので、どうぞ一緒に身体をケアしていきましょう。

 

※上記記事は2022年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

朋林接骨院 蜷木 敏伸 院長

朋林接骨院蜷木 敏伸 院長 TOSHINOBU NINAGI

朋林接骨院 蜷木 敏伸 院長 TOSHINOBU NINAGI

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味: コイン収集、読書、ドライブ
  • 好きな本・作家: 推理小説/横溝正史、赤川次郎、東野圭吾
  • 好きなアーティスト: BOØWY

INFORMATION