横浜常盤台みんなの診療所 西迫 尚 院長 HISASHI NISHISAKO
神奈川県厚木市出身。聖マリアンナ医科大学卒業後、ER、整形外科、総合診療、小児科とさまざまな経験を積む。2022年に「横浜常盤台みんなの診療所」をオープン。(横浜駅・西口よりバスあり、市営バス「横浜新道」停留所下車すぐ、「保土ヶ谷インターチェンジ」より2分、「常盤台インターチェンジ」すぐ)
神奈川県厚木市出身。聖マリアンナ医科大学卒業後、ER、整形外科、総合診療、小児科とさまざまな経験を積む。2022年に「横浜常盤台みんなの診療所」をオープン。(横浜駅・西口よりバスあり、市営バス「横浜新道」停留所下車すぐ、「保土ヶ谷インターチェンジ」より2分、「常盤台インターチェンジ」すぐ)
「横浜常盤台みんなの診療所」は、2022年8月に開院しました。ありがたいことに、オープン以来さまざまな患者さんに受診いただいています。小さなお子さんや大学生、子育てをしている若いお母さん、働き盛りの中高年の方や高齢の方など、年齢に偏りなくあらゆる方が来てくださっています。たとえば、大学生で実家から離れて、この地域でひとり暮らしをされている方がご両親と一緒に来てくださったことがあります。「いい病院がないか」と探されていたようです。それ以降、通い続けてくれています。
バックグラウンドの異なる、幅広い世代の方々の生活を少しでも支えられているのかなと思うと、嬉しく思います。そもそも、クリニックの名前を「みんなの診療所」としたのは、幅広い患者さんを受け入れることができる場所を作りたかったからなんです。これには、私が医師としてER、整形外科、総合診療、小児科など、さまざまな領域の経験を積んだことも影響しています。
多様なお悩みに対応できるのは、当クリニックの強みだと思っています。その一方で、なんでも私たちだけで対応するのではなくて、必要があれば専門の医師につなげることも重要なことだと考えているんです。患者さんへ次のステップをご紹介するなど、治療をコーディネートする役割も担っていきたいですね。
当クリニックでは、さまざまな医療機器を導入しています。たとえば、最新の骨密度測定装置やリハビリ機器を揃えています。これらの医療機器があることで、筋力の向上やストレッチなどさまざまなリハビリ効果が期待できます。
リハビリ室は、広いスペースが大きな特徴で、さまざまなリハビリに対応できるようスペースをしっかりととって、患者さんができるだけリラックスできるよう、全面に床暖房も敷いています。また、リハビリ室には靴を脱いで入っていただいています。通常のリハビリは靴を履いたまま行うことが多いと思いますが、日常生活では靴を脱ぐ場面も多いですよね。それを想定して、当クリニックでは靴を脱いで評価することができる環境を整えています。
一般的にリハビリは整形外科の領域で行うことが多いですが、内科的な訴えの患者さんがリハビリを行うことで改善するケースもあると考えています。たとえば頭痛やだるさを抱えた患者さんがリハビリを行うことで良くなるケースがあります。ただし、リハビリで何でも改善するというわけではありません。重要なのは正しい診断です。重要な病気が隠れていないかしっかりと調べた上で、リハビリが有効と考えられる場合には実施するケースもあります。
患者さんの中には、病院にかかるだけで緊張するという方もいると思います。また、診療で上手に自分の症状を伝えられる方ばかりではないでしょう。そのため、患者さんがなるべく話しやすい環境を作りたいと考えて空間にもこだわりました。
内装は、有名なデザイン会社さんと相談しながら決定しました。デザイナーさんに監修してもらったほうが全体の統一感が出たり、コンセプトが伝わりやすかったりすると考えたからです。待合室も居心地の良い空間になるようこだわり、お子さんから大人、高齢の方まで一緒にいても違和感がなくどの世代の方も快適に過ごせるような場所にしたいと思いました。少し和風で、お洒落でありながらリラックスできる空間になっていると思います。
また、最初に入ってきた時ににこやかに対応してくれて話しやすいスタッフがいることも大切です。当クリニックでは、スタッフがすぐに受付から出て患者さんに対応できるように受付のデザインも工夫しています。患者さんにより良いサービスを提供するためには各部署のコミュニケーションや情報共有も重要だと思っているので、風通しの良いクリニックになるよう心がけていますね。
私たち医師も、カルテの操作をスタッフに手伝ってもらうなど、患者さんと接している時にはお話に集中できるよう努めています。常に、皆さんが仕事や家庭でお忙しい中で受診してくださっていることを忘れずにいたいと思っています。
当院は、各種ワクチンの接種や健診にも対応しています。小児から高齢の方まで幅広く受け入れることができるので、たとえば、子どもの頃にワクチン接種のために受診いただいた方が大人になっても区切りなく診ることができます。
また、若い女性は医療へのアクセスが低下しやすい世代といわれています。子宮頸がんワクチンや子宮頸がん検診などに対しても、よりアクセスしやすい環境を作っていきたいですね。当クリニックでは、女性医師が子宮頸がん検診を行っているので、気軽に受診いただきたいと思っています。(自費のみの対応です)
当院に期待感を持って患者さんがいらしてくださることは、私にとって大きな喜びです。このように幅広い患者さんを受け入れることができる環境で、後進の医師や医療職のスタッフの育成にも力を入れていきたいですね。
近くの横浜保土ヶ谷中央病院の総合診療科の先生たちとも学会を通じて交流が生まれ、今では「一緒にやっていきましょう」と志を同じくしています。横浜保土ヶ谷中央病院の先生が週に1回、当クリニックで診療を担当してくださってもいるんです。
こんなふうに、地域の中核病院とクリニックが良い関係をつくって連携し合う状態を作っていきたいと思っています。そのためには目標や情報を共有することが重要です。地域で協力体制を築きながら、幅広い年齢層でバックグラウンドも異なる患者さんたちをシームレスに受け入れていますのでお気軽に受診ください。
※上記記事は2022年8月に取材したものです。
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