ぬくぬく整骨院 神谷 賢 院長 KEN KAMIYA
専門学校を卒業後、都内の整形外科医院、整骨院に勤務。2011年に『ぬくぬく整骨院』を開院(相鉄線「天王町駅」より徒歩8分)
専門学校を卒業後、都内の整形外科医院、整骨院に勤務。2011年に『ぬくぬく整骨院』を開院(相鉄線「天王町駅」より徒歩8分)
私はサラリーマンをしていました。インフラの施工管理を担当していたのですが、現場に行けば技術を持って働いている人と一緒に仕事をすることになります。彼らの仕事ぶりを見て、つくづく「技術系の仕事をしたい」と思うようになっていったのです。そんな時、父がその昔、民間療法の指圧の本を見ながら母をマッサージしているのを思い出しました。父に対する母の感謝の声。直接人に喜んでもらえることと、「指圧」と「技術」が合わさり、この職業を目指すようになったのです。
2011年に『ぬくぬく整骨院』は開院いたしました。以前の勤め先での経験もあり、私は商店街で治療院を構えたいと考えていました。駅まで行くのも遠い方がおられるわけで、そんな方々のお役に立てればと考えたのです。
肩こりや首の痛み、腰痛、捻挫等々のお悩みはもちろんですが、最近では、例えば「目が開きづらい」など、自律神経系のお悩みを訴えて来院される方も増えてまいりました。
当院では関節を正しい位置に戻すことで症状の改善をはかる「関節包内矯正」を長らく治療の軸としてきました。それも充分素晴らしい技術なのですが、それでも改善が難しい方がいる現実を前にし、試行錯誤の結果、巡り合ったのが「自律神経整体」です。関節包内矯正が主に該当する関節にアプローチするのに対し、自律神経整体は、患部、若しくは本人が思いもしなかった患部から遠い骨や臓器そのものの位置をあるべきところに戻すことで人が本来持っている自然治癒力を引き出すものです。具体的には、該当する箇所をやさしくタッチするだけ。呼吸とともに“行きたい方向”に誘導してあげることで、ずれていた骨や臓器が元に戻っていきます。すると、上がらなかった腕が上がるようになったり、目が開くようになるんですね。
最初に問診をおこない、次に身体の動きをチェックしていきます。さらにオーリングテストを用いて悪くなっている箇所を特定していくのです。初めての方の場合、ご自分でその箇所を押さえてもらいます。すると、押さえることで身体が変わっていくのを実感されるんですね。もちろん、ずっと押さえてもらうのは難しいですから、そこから私が施術をし、安定させていきます。「肝臓や腎臓が下に落ちていることで腕が上がらないんですよ」と言われてもピンとこない方がほとんどでしょう。そこで実際にご自身で施術を体験してもらうことで共感を得られるのです。
専門学校を卒業後、東京に出てきてまずは整形外科に勤め、その後はグループで運営されている治療院にも勤めました。そこで患者さんがよく仰っていたのは、「揉んでもらったときはいいんだけどね」というものでした。揉んでいるだけでは治らない。施術を通してそのことを実感し、関節包内矯正を一生懸命に勉強し始めたのです。そして繰り返しになりますが、それでも改善しない人を目の前にした結果、自律神経整体へと行き着きました。もちろん、今でもすべての人を治せているかというと、決してそういうわけではありません。ただ、徐々に治る人が増えてきたのは確かで、希望を失っていた人の喜ぶ顔が増えていくのが嬉しくて、この道をずっと歩んでいる気がします。自分ではない人の喜び。それが私の存在意義であり、生き方なのでしょう。
何かしらの解決しない身体の不調がありましたら、お気軽にご相談ください。一般的な治療院とはまた別のアプローチをおこない、改善の手助けができれば幸いに思います。またお帰りの際は、松原商店街でぜひお買い物を。掘り出し物の商品が見つかることもあるでしょうし、活気ある商店街の雰囲気があなたを元気にしてくれると思います。
※上記記事は2022年10月に取材したものです。
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