西谷すやま歯科医院 陶山 雄司 院長 YUJI SUYAMA
2009年3月東京医科歯科大学大学院卒業後、2009年よりリーベンカソリック大学の客員教授を勤めたのち、2012年に帰国。2012年4月虎ノ門病院歯科へ入局する傍ら、早稲田医学院歯科衛生士学校で保存修復学の講師も務める。2020年4月虎の門病院歯科で医長に就任。2023年6月より、父が35年以上地域医療に携わった「陶山歯科医院」を継ぐため、「西谷すやま歯科医院」をリニューアルオープン。院長に就任する。
2009年3月東京医科歯科大学大学院卒業後、2009年よりリーベンカソリック大学の客員教授を勤めたのち、2012年に帰国。2012年4月虎ノ門病院歯科へ入局する傍ら、早稲田医学院歯科衛生士学校で保存修復学の講師も務める。2020年4月虎の門病院歯科で医長に就任。2023年6月より、父が35年以上地域医療に携わった「陶山歯科医院」を継ぐため、「西谷すやま歯科医院」をリニューアルオープン。院長に就任する。
父が歯科医師をしていた関係で、自然と私自身も歯科医師を目指すようになりました。東京医科歯科大学大学院で研究をする傍ら、虎の門病院でも非常勤として働いていた頃、元部長の先生が ーその先生も著名な方だったのですがー ベルギーにあるルーヴェン・カトリック大学の世界トップである教授と繋がりを持っていたんです。以前から世界一の環境で学んでみたいという思いがありましたので、ルーヴェン・カトリック大学へ客員教授として2年半ほど派遣させていただきました。世界トップクラスの大学というだけあって、世界中から優秀な人が集まっていましたね。ブラジル、中国、ドイツ、フランス、スペイン、ルーマニア、タイなど本当に多国籍で「腕に覚えあり」という人たちが研究に励んでいました。世界には優秀な人が多いな、と圧倒されたことをよく覚えています。大学では主に接着分野の臨床研究を行いました。具体的には、コンポレットレジンという白いプラスチック素材の詰め物をくっつけるための接着剤に関する研究です。また、歯のかぶせ物の材料にセメントを使うのですが、そのセメントの研究も行いました。どうやったら最高のパフォーマンスが出せるかという知識と技術を学ぶことが出来ました。世界レベルなので、手技ひとつとっても違います。帰国し、虎の門病院歯科へ入局した後は、学んだ知識や技術を生かし高度な歯科治療を提供してきました。歯の治療後、どのように歯が変化していくのか、医学的な予測を立てるときも海外での研鑽は大いに役立ちました。あとは、審美修復についてもですね。どこを治したか分からないほど、見た目が自然で綺麗な歯の修復も、ベルギーで学んだ技術だと思っています。
「西谷すやま歯科医院」は、以前父が院長を務めていた「陶山歯科医院」から2023年6月にリニューアルオープンしたクリニックです。父はまだ現役で勤務しておりますが、リニューアル時に私が新院長を務めさせていただくことになりました。父は、35年以上地域医療に貢献してきました。地域の方々も、何十年と通っていただいている患者さんばかりです。10年前から私も週に1日父の歯科医院で勤務しておりましたが、父と患者様との信頼関係を、ずっと見て来ました。そんななか、私が継承させていただいたのですが、私は父と違い、海外へ行ったり、総合病院に勤めたりと、ひたすら医療を追求してきた人間です。私も20年医療に身を捧げてきた思いですので、父が長年培ってきた土壌で、高度な歯科医療を西谷に住む方々へ提供していきたいと思っています。リニューアルを経て、院内も改装いたしました。清潔感をモットーに、ユニット内もスペースをとり、患者さんが落ち着いて治療を受けられるようこだわりました。ユニットは4台あり、それとは別に個室もあります。この新しいクリニックで、西谷すやま歯科医院の歴史を新たに繋いでいきたいと思います。
地域のクリニックでは敬遠されがちな患者さん、例えば持病があり、服薬されている患者さんも、積極的に出来る限り引き受けたいと思っています。例えば、骨粗鬆症の薬や、糖尿病で特定の薬を飲まれている方は、確かに小さなクリニックでは治療が難しいと言われがちかと思います。ですが、私は総合病院に勤めていたのでそういった患者さんの治療も長年行ってきました。なるべく他の病院を紹介するだけで終わらせたくないと思っています。
患者さんによっては私の治療の説明を嫌がる方もいらっしゃいます。「そんな説明いいから、痛くないようにやってよ」と言われることもあります。そのお気持ちは分かるんですね。私もWebの話などは門外漢なので、HPを作る上でもWebデザイナーの方の説明はほとんど分からず、お任せでした(笑)。ですので、患者さんに自分の技術を理解されていないと思うことも時にはあります。というのも、歯を長く保つための治療というのは、実はとても難しいことなんです。高い技術力と知識がなければ、治療をしても数年しか保たない歯になってしまいます。私もそこにこだわり、医療を追求してきたので、つい説明が長くなってしまうかもしれませんね(笑)。しかし、例え理解されなくても高い技術を提供したいという気持ちは変わりません。私はずっと勤務医でしたので、医療人100、ビジネス0でやってきました。クリニックを継承したとはいえ、その姿勢は変わらず持ち続けたいと思っています。いかに最高の治療をして歯を長く持たせるかという結果には、今後もこだわっていきたいです。だからといって、保険外で高い治療を提供したいとも思いません。技術力があれば、保険内の治療で十分だと個人的には思っています。SNSなどで、銀歯を入れるとすぐ虫歯になる、と発信している歯科医師の方を拝見しましたが、そんなことはありません。きちんと治療をすれば、銀歯でも長く健康に保てられるんです。せっかく医療人としてこの職に就いたわけですから、実直に正しいことをやろうと思っています。
開業はしたものの、事業という言葉はあまり好きではありません。事業ではなく、医療だと思ってやっています。20年以上医療に捧げ、追求した知識と技術が自分にはあると自負しています。虫歯治療、根管治療など全ての分野を得意としていますので、もしデンタル難民になっている方がいらしたら、当院で解決する可能性は高いかなと思います。もし、お困りのことがあれば、ぜひお気軽にいらしてください。
※上記記事は2023年6月に取材したものです。
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