田村 ふじ江 オーナー＆山本 淳子（Bar Ber Salon キアウ（バーバーサロン キアウ）)のインタビュー

母娘で営む女性目線の理容室

【田村 ふじ江 オーナー】
兄の行きつけの理容室より話があり、兄に「やってみないか」と誘われたのが、理容師になったきっかけでした。病院のなかの理容室に20年ほど勤務していたところ、娘（山本淳子理容師）が理容師の資格を取得。定期的にお客さまが通ってくださる理容室を作りたいと、2016年に娘と２人で当店をオープンすることになりました。

【山本 淳子】
理容師になる前は保育の仕事をしながら、子どもたちにスポーツを教えていました。でも、けがで足が動かなくなってしまって、もう教える仕事は無理かなと。最初はマッサージの資格を取得したんです。母の働いているお店でマッサージの施術を行っているうちに、だんだんと理容師の仕事にも興味を持ち始めて一念発起。今しかない！と思って、理容師の免許を取ることに。当時からいつか２人でできたらいいね、と話していたんですけど、それを形にしたのがこのお店です。

女性専用個室あり！多彩なメニューが魅力

【田村 ふじ江 オーナー】
理容室というとメンズ中心のメニューと思われる方も多いかもしれませんが、当店はメンズ、レディースともにカットやカラーといったヘアメニューはもちろん、シェービングやブライダル、足ツボなど多種多様なメニューがそろっているのが特徴です。できることなら応えたい、という気持ちが強いので、気付いたらメニューも増えていってしまいました。

【山本 淳子】
１番の特徴は女性専用の個室、シェービングルームがあるところ。私自身、シェービング専門店で働いていた経験があるので、シェービングには自信があります。通常のカット台もパーテーションを引いて半個室のようなスタイルをとっているため、メンズのシェービング利用も多いですね。カットとシェービング、男女ともに半々といった感じでご来店いただいています。最近はブライダルのお客さまも増えています。

男女問わずシェービングに自信あり

【田村 ふじ江 オーナー】
女性に対してのシェービングは1本のうぶ毛も残さない、というのが昔からの鉄則ですが、男性のお客さまにも同じように、鼻から耳まで顔全部のうぶ毛をしっかりとそる、というのが当店のシェービングです。男性はうぶ毛よりも硬いヒゲを残さないように、という方針の理容室が多いと思います。お客さまからは「普通のところと違うから病みつきになる」と言われ、喜んでいただけるのがとてもうれしいです。

【山本 淳子】
女性はもちろんですが、そこまで気にしていない男性も多いので、ぜひ一度当店のシェービングを体験いただきたいです。鼻まわりなど細かい部分はやっぱり自分では難しいですし、シェービングは顔が明るくなったり、清潔感が出たりといいこと尽くしですから。気軽にご相談いただけたらと思います。

心地いい癒やしの時間を提供

【田村 ふじ江 オーナー】
娘が自分と同じ理容師になると言ってくれたときは、すごくうれしかったです。私から見ると、娘にとってこの仕事は天職じゃないのかな、とも思います。話好きなところもお客さまからすると、話し方やリズム、声の大きさなどがすごく心地よいみたいです。私自身は、リーズナブルな金額で最高の時間を過ごしていただけるよう心がけています。

【山本 淳子】
お客さまと向き合うときに大事にしているのは、笑顔でいること。嫌なことは忘れて、この空間だけは楽しく過ごしていただきたいなと考えています。母と２人の理容室ですが、やっぱり母は偉大だなと思いますね。すごく元気だし、培ってきた技術もまだ真似できないものばかり。普段は悔しいからあんまり言わないんですけど（笑）。こっそり見ながら盗んでいるものもたくさんあります。

サービス精神たっぷり！気軽に来店を

【田村 ふじ江 オーナー】
女性ならではの癒やされるお店になっていますので、ぜひ気軽にご来店ください。過去、病院の理容室で働いていた経験を活かし、病気を患っている方や体がご不自由な方などにも心地いい時間を提供できるよう意識しています。店内もバリアフリーです。今は0歳から100歳を超えて幅広い年齢層の方にいらしていただいていますので、カットしたいけど大丈夫かな？という方も気兼ねなくご相談いただけたらうれしいです。

【山本 淳子】
シェービングだけでなく、カットやカラーの技術も強みのひとつです。カラー剤も痛まないようなものを使ったりして、細かい部分にもこだわっています。他の美容室さんだとオプションになるようなメニューもサービスでプラスしちゃうんですよね。２人ともサービス精神旺盛だから（笑）。でも、そういう部分がリピートに繋がっているのかなとも思うので、これからもできる限り続けていきたいです。今後は薄毛などのお悩みに応えられるメニューも用意していこうと思っています。

※上記記事は2022年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。