荒井 世弥 代表（パーソナルジムWe are.（ウィーアー.）)のインタビュー

スタジオのインストラクターからパーソナルトレーナーへ

学生時代は長距離に打ち込み、大学を卒業して社会に出てからもマラソンを続けていました。それに伴ってトレーニングを行い、大会に出場するようになって……。はじめはスタジオインストラクターとして、当時は1回のレッスンで50～60人、多いときで70人もの生徒さんをご指導していたのですが、人数が多いこともあって生徒さんと直接言葉を交わすことが難しい環境でした。そのため何か質問があったりすると、レッスンの前後に生徒さんから声がかかることが度々あって、だんだんと「一人一人に向き合っていきたい」という気持ちが大きくなっていったのです。もともと人が好きだったこと、話をするのが好きだったこともあり、1対1で生徒さんを指導するパーソナルトレーナーになることを決めました。

We are……あなたも・私も・みんなで楽しくトレーニング！

スタジオインストラクターを2年、ジム所属のパーソナルトレーナーとして4年ほど経験を積み、『パーソナルジムWe are.』をオープンしたのは2023年4月です。一般に「ジム」というとマシンがずらりと並んで、どことなく無機質で冷たい感じがしたり、敷居が高いイメージがあったりしますよね。でも、自分としては「ゆるい」と言いますか（笑）気軽に足を運べる場所を作りたくて……。前の通りからそのまま入れる1階のテナントを選び、「森みたいなジム」を作ろうと木目や自然のものを多く取り入れてリラックスできる雰囲気づくりを心がけました。ジムの名前（We are.）のとおり、あなたも・私も・みんなで楽しくトレーニングをしていきたいと思っています。

一人一人異なるニーズに合わせてオーダーメイドのトレーニングを

ジムに通われている生徒さんは、下は10歳代から上は80歳代と幅広く、中には現役アスリートの方もいらっしゃいます。みなさんそれぞれにトレーニングをする目的が異なると同時に、骨格や骨盤の位置なども一人一人違います。そのため、その方が「どうなりたいか？」「どうしたいのか？」をきちんと把握したうえで適切なトレーニングを行えるよう、コミュニケーションをしっかり取るようにしています。生徒さんの中には「本格的なトレーニングは初めて」という方もいらっしゃいますから、緊張感を和らげるようなお声かけをしたり、しっかりと目と目を合わせてお話をしたり。トレーニング理論だけでなく心理学なども勉強して、生徒さんにストレスをかけず、リラックスして取り組んでいただけるようにしたいですね。

トレーニングのポイントは「体を正しく動かす」こと

現役アスリートの方も、運動初心者の方も、トレーニングをするうえで大事になるのは「どのように体を動かすのか」という点です。体を正しく動かすことはパフォーマンスの向上につながるほか、運動機能の改善に役立つこともあるからです。実は以前、歩くこともままならない状態でジムを訪れた60歳代の女性がいらっしゃいました。その方は理学療法士によるリハビリなどいろいろなことを試していたものの、体の状態がなかなか良くならないとお悩みでした。そうしたなか、ご縁があって私のところへいらしたのですが、トレーニングを重ねるうちに一人で歩けるようになり、体だけでなく心までお元気になられたときは本当にうれしかったです。歩けるようになって自信がついたことで、水泳など新たな分野にもチャレンジなさっていて、私自身も元気をもらっています（笑）。

地域のみなさんへメッセージ

『パーソナルジムWe are.』ではみんなで楽しくトレーニングをすることをモットーにしておりますので、運動初心者の方、運動が苦手という方も大歓迎です。私は海が好きなものですから、このジムを拠点に、いずれは海が見える場所にもジムを開けたらいいなと思っています（笑）。見学や体験レッスンなども行っておりますので、ぜひ一度遊びにいらしてください。

※上記記事は2023年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。