保土ヶ谷いいな眼科 稲﨑 紘 院長 HIROSHI INAZAKI
東京医科大学卒業。横浜市立大学眼科に入局。同大学附属病院ならびに附属市民総合医療センターにて眼科診療に従事。令和元年に『保土ケ谷いいな眼科』を開院(相鉄線「上星川駅」より徒歩4分、同「和田町駅」より徒歩5分)
東京医科大学卒業。横浜市立大学眼科に入局。同大学附属病院ならびに附属市民総合医療センターにて眼科診療に従事。令和元年に『保土ケ谷いいな眼科』を開院(相鉄線「上星川駅」より徒歩4分、同「和田町駅」より徒歩5分)
祖父は開業医でした。地域の患者さんに感謝される祖父の姿を見て育ち、私も同じような存在になりたいとこの道を目指すようになったのです。眼科を選んだのは、すべてを完結できるからです。大きい病院におまかせするというのではなく、診断から治療、手術までを一貫して行えることに魅力を感じたのです。
『保土ケ谷いいな眼科』は令和元年に開院いたしました。2階には和田耳鼻咽喉科があり、目に問題がある方をこちらに紹介していただいたり、逆にアレルギーのある方をお願いするなど、連携がとれています。“上にあがる”だけですので、患者さんも時間の短縮ができ、重宝されているようです。眼科は「時間が長い」というイメージがあります。実際、混んでいるところでは2時間以上かかってしまうことも珍しくありません。開院にあたり、その時間をできる限り短縮することが求められていると考えました。そのため、スタッフは視能訓練士、看護師などの専門職を増やし、効率的な流れを実現できるようにしています。私からの指示がなくとも、出来る範囲で自律的に判断をしてくれるようになっていますし、開院から4年が経ち、みんなが慣れてきたことで、スピードアップを図れているように思います。
眼科全般にわたって診療をおこなっており、幅広い世代の方々の目に関するお悩みに対応しています。中でも専門性を生かした緑内障の治療には力を入れており、日帰り手術も実施しています。そもそも緑内障の手術がおこなえるクリニックは限られており、手術をするにしても、これまでは1週間から2週間の入院が不可欠でした。早期の社会復帰を考えている方にとってはハードルが高い面があり、日帰りの手術はその意味でもニーズが高まっていると感じています。少し前まで、緑内障の手術は治療の最終手段という面がありました。それが最近では侵襲の少ない術式が出てきたこともあり、なるべく早期に治療をおこなうことで日々の負担を軽減することが一般的になってきています。例えば、点眼です。1日1回、1種類の点眼程度ならばまだいいのですが、病気が進行し、毎日数種類の点眼が必要になってくると患者さんの負担は大きなものになります。また点眼の数が増えてくると、赤みやかゆみが生じるなど、点眼の継続自体が難しくなるというケースも出てきます。早期に手術をおこなうことで点眼の回数を減らすことはその意味でも大きな意義のあることであり、患者さんの生活の質の維持・向上に貢献したいと考えています。
一般に白内障の手術は、3から4ヶ月待ちというのが平均的で、中には半年待たなければならないケースもあります。「見えない」から望まれているのに、患者さんにとってそれは辛いことだと思うのです。当院においては、手術を希望されたらできる限り1ヶ月以内に実施することを目標にしています。例えば、免許の更新が近づいている方などにはとても喜ばれますね。少しでも早く、という方のニーズに今後も応えていきたいと考えています。
新型コロナウイルスの流行で子ども達の近視が増えてきています。タブレット等を小さい頃から扱うようになってきたことが関係しているのかもしれません。私も十数年、眼科を担当していますが、この2、3年はその傾向が顕著になっていると感じます。
当院では子ども達の弱視・近視の早期発見・早期治療に力を入れており、5名の視能訓練士が常に複数勤務し、いつお子さんが来院されても検査や治療をおこなえる体制をとっています。弱視の治療は視力の発達に合わせ、眼鏡の度数を変えたり、点眼薬等を用いていきます。また、目を細める、テレビを近くで身たがる、といった挙動が見られれば、近視が進んできているという合図なので、早め早めにご相談いただければと思います。
検査や治療に用いる機器は大学病院等と比べても遜色のないものを揃えています。例えば眼底の検査をする場合、従来は専用のお薬を用い、散瞳(瞳孔を開く)の必要がありましたが、その処置をせずとも観察できるカメラ(広角眼底カメラ)を導入したことで負担が減りました。これにより、お車での通院も十分に可能となっています(30台分の無料駐車場を完備)。
どうぞいつでも気軽にご相談ください。当院では予約の必要がありません。予約システムは便利ですけども、枠が埋まってしまうこともあり、思い立ったその日に、というわけにはいかない面があります。診療時間中であればすべてお受けできるように努めていますので、気になることがあれば早め早めにご相談いただければと思います。
※上記記事は2022年11月に取材したものです。
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