清水 基和 店長(焼肉 平和苑)のインタビュー

焼肉 平和苑 清水 基和 店長

焼肉 平和苑 清水 基和 店長 MOTOKAZU SHIMIZU

高校を卒業後、家業の道に。50年続く『焼肉 平和苑』をこれからも守り続けていく(相鉄線「天王町」より徒歩4分)

18歳の時から父とともに

父が天王町でお店を出したのは50年ほど前のこと。今の場所に移ってからも30年ほど経ったことになります。高校を卒業し、18歳の時から父と一緒に働いてきました。他の道を想像したこともありませんでした。幼い頃から父が働いているのを見てきて、それが普通というか、それを好ましく思っていたんでしょうね。
平日は周辺で働かれている方が主で、週末はご家族づれがメインになります。このところ、多くの方から「もっと大人数で食べたいね」というお声を頂戴していました。焼肉はテーブルを動かすことができませんからね。新型コロナの状況次第というところもありますが、状況が許せば、もっと多くの方が一緒に会食できるようなお店にしていければと思っています。

焼肉屋としての矜持を持ちつつ、柔軟に変わっていきたい

3年ほど前、父から「これからはお前の好きなようにやれ」との言葉をもらいました。父の時代は、もう本当に“昔ながらの焼肉”でした。産地ありきではなく、その時その時、良いと思ったものをお客様に提供するというスタイル。それに対して、例えばヒレやミスジ、シンシンなど、部位ごとに提供するお肉は、黒毛和牛の産地にもこだわるというのが私のやりたいことでした。いっぱい食べたい人も、こだわったお肉が好みの方も、どなたも楽しめる焼肉にしたかったのです。
当店の特徴は、塩ダレです。切った肉に上から塩をパラパラっとかけ、あとはお客様のお好みで、というのが最近の流行ですよね。それもいいのですけども、昔ながらの焼肉屋として、下味をつけずに提供するのは正直、抵抗があるんです(苦笑)。味付けをすると、どうしても肉の色が変わってしまうということはあります。でも、焼肉は食べて美味しいのが一番だと思ってますから、しっかり味付けしてお出しするのが当店のこだわりです。

透き通ったコムタンスープ

お客様に好評いただいてるのが、コムタンスープやカルビスープなどのスープ類です。一般的にコムタンスープは白く濁っています。それがうちのスープは透き通っているのが特徴です。もちろん既製品を使わず、お肉がやわらかくなるまで時間をかけてゆっくりと丁寧に煮込むと透明なコムタンスープができあがります。初めてのお客様の中には「なんでこんなに透き通ってるの?」と驚かれる方もいらっしゃいます。透明、だけど、テールのだしはしっかり出てる。そこはこだわっています。

深夜帯のニーズにも自販機で対応

お弁当については、お昼用ではなく、夜向きのお弁当となっています。お昼となると、価格も考えなければいけませんし、そうなるとコストの問題も出てきます。それで中途半端なものを出すのは、お客様にも失礼だと思うんです。であれば、こだわっているお肉をのせて、夜ご飯で食べてもらおう、というのがうちのお弁当のコンセプトです。
近々、冷凍の自販機を導入することを考えています。タレに漬け込んだお肉を急速冷凍して販売するのがメインですが、夜から深夜向けのお弁当もラインナップに加える予定です。お店の味をご家庭でぜひ召し上がってみてください。

地域の皆さんへメッセージ

新しい商品を考えた時は、お客様に直接ご意見を伺うことにしています。「こんなの出そうと思うんですけど、どう?」と聞いて、「ダメだね」と返ってくることも多いのですが(笑)、素直に意見を言ってくれるので大変参考になります。形としてはお客様を巻き込んでお店を作っていきたいと思ってるんです。
父の代からの良いものを残しつつ、新しくて良いものも積極的に取り入れていきます。小さなお子さんはもちろん、ご家族で楽しめるあたたかいお店を目指していますので、どうぞお気軽にご利用ください。

 

※上記記事は2022年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

焼肉 平和苑 清水 基和 店長

焼肉 平和苑清水 基和 店長 MOTOKAZU SHIMIZU

焼肉 平和苑 清水 基和 店長 MOTOKAZU SHIMIZU

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味: ゴルフ
  • 好きな映画: 『グラディエーター』
  • 座右の銘: 「継続は力なり」
  • 好きなアーティスト: Mr.Children、サザンオールスターズ
  • 好きな場所: 海

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