スクールNEO(ネオ) 久下沼 和樹 塾長 KAZUKI KUGENUMA
横浜市出身。中学生時代から恩師であった塾の先生に誘われ、スクールNEOの手伝いから始め、後に入社。〇〇年に塾長に就任。
横浜市出身。中学生時代から恩師であった塾の先生に誘われ、スクールNEOの手伝いから始め、後に入社。〇〇年に塾長に就任。
小さな頃から人前に立つことが好きでした。一時期、お笑い芸人に憧れていましたが、ふと「先生もいいな」と思ったんです。元々学校が好きでしたし、授業を通して生徒と笑い合い、時には悩みに寄り添って一緒に成長もできる素晴らしい仕事だと思いました。そう考えるようになったきっかけは中学生のとき、通っていた塾の先生との出会いです。その先生は教育熱心で、生徒に寄り添い、熱い話でやる気を引き出してくれ、授業もとても面白かった。私はその先生に憧れて勉強も頑張り、志望校に合格することができました。私が大学に入学するときに、久しぶりに連絡がきて会いにいくと、その先生が大手の学習塾を辞めて自分の塾を立ち上げるということで、「もしよかったら手伝ってくれないか」と誘われました。恩師からの誘いはとても嬉しく、二つ返事で参加しました。そして、他の仲間たちと一緒に盛り上げていった塾がこの「総合学習塾スクールNEO」です。思師のもとで、授業のノウハウや、塾の経営を学ぶ日々はとても刺激的で楽しかったですね。大学にいるより、塾にいる時間の方が多かったくらいです。そして数年経ったあと、恩師が結婚と同時に故郷に帰ることになったので、私が塾長を引き継ぐことになりました。そして、本格的に塾を経営するため株式会社に変え代表を譲っていただくことに。
塾のスタート地点から、学校との関係づくりは大事にしていましたね。午後は塾で授業をしていますが、午前中は教員免許を使って、学校の非常動講師として働いていた時期もあります。公教育側の考え方や、学校の先生方の悩みを知ることで、私教育が求められている事を再認識できると考えました。学校と塾ってどこか敵対してしまう面があったんですよね。 学校の先生の授業を下に見ている塾の先生は良く目にしますし、塾業界側は、学校側への配慮と、先生へのリスペクトが足りないと感じています。学校側もそれを快くは思っていないだろうと。実際、学校に行ってみて、多くの先生とコミュニケーションをとる中で、そのあたりの考え方は、自分でも大きく変わっていった部分です。生徒にとっては塾より学校の方が生活のメインの場所。勉強に自信が持てなく、授業に参加できなかった生徒が、NEOでの授業を通して勉強の楽しさを知って、学校の授業も楽しむようになり、学校の授業の雰囲気が少しでもよくなれば、救われる人が多くなると思います。学校のシステムの中では、手が届きづらいフォローを、学校の外から学校の応援団として、地域の教育を下支えできるような学習塾でありたいと考えています。学校側に受け入れられる塾の方が、 生徒の幸せに繋がると思うので、 塾のスタート地点から現在でも、学校との関係づくりは大事にしていますね。実際、スタッフの多くは教員免許を持ち、非常勤講師などで公教育の教壇に立つことも多いです。
当塾に通っていただく生徒さんは、どちらかというと大手の学習塾が合わなかったお子さん、また勉強が嫌いなお子さんが多くいらっしゃるかなと思います。そんなお子さんたちには、少しでも勉強に自信を持てるようになってもらいたい。そして学校の授業を楽しめる生徒になってもらいたいと思っています。自立した大人になるために、学力はもちろんのこと、人間力を高められるようなかかわり方も大切にしています。当塾のミッションは「みんなを一生幸せにする」。ただ成績を上げたい、希望の学校に受かりたいだけでなく、その先の「どんな夢を持つのか」「どんな人間になりたいか」や、「そのためには、どう行動したらよいか」「立てた計画はちゃんと実行できているのか」といった自立心と自主性、そして素直な心、周りの大人がみんな自分の味方なんだと思える心の育成に力を入れています。学力向上だけでなく、生徒の心を整える取り組みは、当塾の大きな特徴かと思います。
心を整えることとして、生徒には「Today's Lesson」という塾の連絡帳というか、日々の日記帳を書きます。これは小学生から高校生までみんなが書くものです。「Today's Lesson」には、「自分のいいところ」「今日のハッピー・ラッキー」「今日のありがとう」、その3つの項目を、教室に来たら必ず書いてもらうようにしています。3つの項目にはそれぞれねらいがあります。「自分のいいところ」は、自分の好きなところを、いつでも自分で認識してもらうためです。人との繋がりを持つためにも、自分の長所を知っていることは大事なことです。それは自己肯定感に繋がり、自分に自信を持つ大事な土台となります。また、将来推薦試験や就職試験のときでも、自分の長所をバッと答えられると思います。
「今日のハッピー・ラッキー」は、その日の楽しかったこと、嬉しかったことを思い出す機会を作るためです。生徒が書いたハッピー・ラッキーを見て、生徒同士や講師とハッピーを共有しみんなとワイワイ話し合っています。時には「今日は全然いいことなかったよ」という生徒もいるので、講師が「どんなことがあったの?」と聞いて、生徒の辛い気持ちに寄り添います。そうするなかで、小さなハッピーを一緒に探します。楽しい気持ちの中でなければ、勉強をしても身にならないですし。気分を上げて、仲間や講師と楽しい思い出を共有させるためのレッスンです。当塾のミッションでもある「みんなを一生幸せにする」は、「幸せを感じやすい人間形成」でもあります。幸せのハードルを下げることで、小さなことでも幸せに感じられる人になって欲しいと思っています。何でもない1日の中にも「ご飯が美味しかった」「空が綺麗だった」という小さな幸せが隠れています。それを感じ取ることができるのもひとつの人間力だと思っています。
3つ目の「今日のありがとう」は、感謝の気持ちを持つためのレッスンです。1日の終わりに何も感謝がないということはないと思います。毎回、「ご飯を作ってくれてありがとう」と書く生徒もいますが(笑)、それでも良いと思っています。感謝の気持ちを持つことができる人、それも当塾の生徒への願いです。生徒たちには、「ありがとう」が口癖になるように、1日に2000回は言えるようになろうと話をしています。「ありがとう」が反射的に出てくる人は、それだけ「ありがとう」を言ってもらえる人になると思うので。
この3つを塾に来たら毎回書いてもらうので、自然と自分や周囲に肯定的な思考力が持てるようになります。共に学ぶ仲間を尊重しあえるので、最初は尖っていた生徒も段々と素直になっていくように感じますね。 学習をする上でも、 素直さってとても大事なんです。 思い込みや否定的な思考では、 幅広い学習はできません。 どこかで躓いてしまうんです。 講師も保護者の方にも、 本人のいいところを毎回書いてもらっているんですよ。 生徒はそれを見て、より自分に自信が持てますし、周囲の大人は味方なんだと再認識します。
当塾では、小学生から高校生までの生徒を引き受けています。授業や指導スタイルは、各コースごとに大きく異なり、中学生コースでは、ひとクラス最大6名までの少人数制で授業を行います。授業は、講師が黒板に書いて一方的に教えるスタイルは少なく、講師が課題を出し、ヒントを伝えると、あとは生徒同士で考えさせる授業を積極的に取り入れています。生徒は一緒にグラフなどを読み取り問題点について考え、お互いの考えを出し合い、思考力やプレゼン量を養います。思考力は、最近の公立高校の入試問題に必要とされる力でもあります。
現代は、昔と違って知識を自宅でも身につけられますので、動画なども使い、知識は家庭や教室での自学で身に付けてもらい、塾では人が集まらないとできないことをしています。思考力だけでなく、勉強を楽しむ興味関心を引き出し、演習問題にも取り組める力を育みます。そうなると、生徒は自ら自習室に来て、宿題や学校の課題に取り組むようになっていくんですね。授業のスピードとしては、ガンガン進んで行くところもあれば、深掘りしたい箇所ではゆっくり行いますので、緩急をつけて進んでいきます。6人の少人数だからこそできる、個々のペースやニーズに合わせた集団授業を行っています。高校生コースでは、中学生の時点である程度勉強の仕方を覚えているお子さんが対象となっています。授業ももちろんしますが、基本的には自立学習で学校の成績をしつかり取れるよう、各教科の勉強スケジュールを一緒に組んだり、進捗管理を講師が把握する面が強くなりますね。生徒の将来の夢や進路について話し合い、どうしたらその進路にたどり着けるか、一緒に考え指導していきます。小学生コースは、2種類あり、ひとつは個別指導、もうひとつは学童サービスです。個別指導では、学校の勉強についていくためだったり、学力向上が目的だったり様々な理由で利用されています。学童では、「民間学童MYPORT」の名前でサービスを提供しています。学校が終わったあとの生徒をお預かりして、各家庭や習い事に送迎するサービスを行なっています。お預かりしているあいだは、体験型授業といいますか、書き方の授業や、英語に触れる授業、体育や美術など、専門の先生が教室に来てくれて、毎日さまざまなレッスンを行います。学校の宿題や、個々の要望に合わせた学習も行えるので、放課後時間に勉強と合わせて、様々な体験を希望する方に好評をいただいております。学童サービスは、生徒保護者の皆様からの要望や、当塾スタッフの中山が立案をしてくれて実現をしました。卒業生のお母さんが講師として手伝いに来てくださったりと、NEOらしさが詰まったコースにもなっています。こちらのサイトに中山のインタビューも掲載していただいていますので、読んでいただけると嬉しいです。
塾は、生徒にとって、学校でもなく家庭でもない、第3の居場所だと思っています。いつでもフラットに生徒の話が聞けて、生徒にとって、一番安心できる身近な「他人の大人」でありたいと思って活動をしてきました。もし、お子様や、保護者の方々自身が、そのような存在が欲しいと思っていただけたら、ぜひこの「スクールNEO」に遊びに来てほしいと思います。卒業した生徒も、ふとしたタイミングで立ち寄って、色々な話をしてくれます。就職に向けたESの書き方や面接の練習の相談もあれば、彼氏ができましたーという報告など色々ですが、どんな話であれ来てくれるのはとても嬉しいです。塾のミッションにあるように生徒と一生付き合う覚悟で接していますので、「この場所で教室を開き続ける」という想いを持ち続けています。生徒たちに、「あそこに行けば、先生が話を聞いてくれる」という安心感を持って社会で活躍してもらえればと思います。教室がある商店街では、役員をさせていただき、子どもたちが活動できる機会をたくさん地域の先輩方にいただいています。その恩返しとして、少しでも地域と子どもたちを繋ぐお手伝いが、地域のなかでもできればと思います。
※上記記事は2023年4月に取材したものです。
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