小柳 弘男 院長(保土ケ谷小柳歯科クリニック)のインタビュー

保土ケ谷小柳歯科クリニック 小柳 弘男 院長

保土ケ谷小柳歯科クリニック 小柳 弘男 院長 HIROO KOYANAGI

神奈川歯科大学卒業。神奈川県内の歯科医院勤務を経て、1997年に『保土ケ谷小柳歯科クリニック』を開院。

兄に導かれ、兄とともに切磋琢磨してきた歯科医師人生

4つ上の兄が歯科の道に進んでいました。彼とは、歯科医師になってからも毎週会って意見交換をする仲です。歯科医師になったのも、なってからも、兄が力になってくれたような気がしています。
大学卒業後は逗子の歯科医院に勤務し、1997年に『保土ケ谷小柳歯科クリニック』を開院いたしました。現在の建物になったのが3年前のこと(2019年)。天井を高くとったこともあって、患者さんは開放感を感じていただけるのではないでしょうか。以前は駐車場がなかったのですが、こちらでは4台の駐車スペースを確保しています。この辺りも車社会ですから、便利に利用いただきたいですね。

お口の健康は全身の健康に直結する

地域密着の歯科医院として、歯の大切さを皆さんにお伝えしていきたいと思っています。誤嚥性肺炎という全身の疾患があります。この疾患は、飲み込みに用いる筋肉の衰えなどで、お口の中の細菌が含まれた食べ物や唾液が誤って気道内に入り、肺炎を発症してしまうものです。誤嚥を防ぐことは難しいのですが、逆に言えば、お口の中が清潔に保たれていれば、そのリスクを抑え込むことが可能になります。このように、お口の健康は全身の健康に直結するんですね。
歯を大切にする。理想を言えば、0歳から意識すべきでしょう。赤ちゃんは無菌で生まれてくるのに、なぜお口の中にばい菌が入り込んでいるかというと、それはスキンシップによるものです。だからこそ、ご家族でお口の中を健康な状態に保つ必要があるわけです。意識という面では、最近は明らかに変わってきています。昭和の時代に比べれば虫歯率は大幅に減ってきていますし、私が見てきた中でも、お母さん方のお口への意識は高まってきていると感じます。
私たちは、歯を削りたくてそうしているわけではないのです。なぜなら、それはケアで予防可能なことだから。実際、予防のために歯科医院を定期的に訪れるほうが、そうでない方より掛かる費用は少なくて済むというデータもあります。きれいな歯のまま、一生、おいしく召し上がっていただきたいですね。

残念ながら歯を失ってしまった方々のために

もっとも力を入れているのは歯周病の治療であり、その予防です。ただ、残念なことに歯を失ってしまう方はいらっしゃいますから、少しでも不自由なく過ごしていただくための措置として、インプラント治療にも力を入れています。
入れ歯は噛む力が大幅に低下しますので、食事を楽しむことは難しいですし、無意識に食べられるものを選んでしまっている可能性があります。その点、インプラントであれば、入れ歯より費用はかかりますけども、噛みごたえという面で多くの患者さんにご満足いただけます。噛む回数が増えれば、脳の血流が良くなり、認知症の予防にも関係すると言われていますし、身体にも良い影響が及びます。だからこそ、大きな治療になる前に、クリーニングやメンテナンスを定期的に受ける習慣を身につけていただきたいのです。

より安全で効率の良い治療を患者さんに

炭酸ガスレーザーはインプラント治療の際、歯ぐきへのダメージを軽減するのに役立ちます。また歯周病で歯ぐきに腫れがある場合、これを照射することで腫れを抑えることも可能です。魔法の道具とはいかないまでも、レーザーがあることはプラスに働きます。
もはや欠くべからざるツールとしてあるのが、歯科用CTです。CTがあれば、骨の厚みや幅、骨の密度を術前に把握でき、インプラント治療を安全におこなうことが可能になります。親知らずの抜歯も同様です。従来のレントゲンの二次元画像では神経や血管の位置を把握することは困難でしたが、CTによってそのリスクを目にわかる形で把握できます。相当以上にリスクが高いと判断すれば、二次医療機関にお願いして安全に処置がおこなえます。保土ケ谷区は大きな病院と診療所の連携がとれていますので、患者さんをスムーズにご案内できます。
CTにしてもレーザーにしても、それがなければできないということはありませんけども、より安全で効率の良い治療を患者さんに提供するには、もはやなくてはならないツールとなっています。

地域の皆さんへメッセージ

クリニックの歴史とともに、通院いただいている患者さんの年齢も次第に上がってきました。『保土ケ谷小柳歯科クリニック』では、通院が困難になった患者さんのご自宅に伺う訪問診療もおこなっています。ご希望される方には、最初から最後まで安心して任せていただけるようにしていきたいですね。

メディア等々でご存知のことかと思いますが、一生懸命歯みがきをされていても、どうしても歯ブラシでは届かない、汚れが取りきれない部分があります。その汚れが虫歯や歯周病のリスクとなり、病気を進行させる要因ともなります。ですから、痛みや違和感がなくとも、トラブルなくご自分の歯で一生を過ごせるよう、歯科医院を定期的に訪れる習慣を身につけていただければと思います。私たちがそのお役に立てれば幸いです。

 

※上記記事は2022年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

保土ケ谷小柳歯科クリニック 小柳 弘男 院長

保土ケ谷小柳歯科クリニック小柳 弘男 院長 HIROO KOYANAGI

保土ケ谷小柳歯科クリニック 小柳 弘男 院長 HIROO KOYANAGI

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味: スポーツ観戦
  • 座右の銘: 「常に謙虚であれ」
  • 好きなアーティスト: マイケル・ジャクソン
  • 好きな場所: 山

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