野本歯科医院 院長 野本 雅一郎 MASAICHIRO NOMOTO
日本歯科大学を卒業。神奈川県内の歯科医院で経験を積み、1998年に『野本歯科医院』へ。2004年に院長に就任し、現在に至る。
日本歯科大学を卒業。神奈川県内の歯科医院で経験を積み、1998年に『野本歯科医院』へ。2004年に院長に就任し、現在に至る。
父が歯科医師をしていたものですから、小さなころから医療は身近なものでした。自宅の1階には父が開いた診療所があって、私たち兄弟は2階で暮らしていて……そんな環境で育つうちに自然と自覚が芽生えたという感じでしょうか。父からは特に「歯科医師になれ」と言われたことはありませんけれど、親類をはじめとした周囲のアドバイスなどもあって歯科大学に進むことを決めました。長男の私は歯科医師として父の後を継ぎ、歯科技工士になった弟は同じ敷地内に歯科技工所を開いています。
日本歯科大学を卒業した後は、寒川町にある歯科医院でお世話になりました。4年ほど経験を積んだ後、こちらに戻ったのは1998年です。その後5年ほどは父と2人で診療していましたが、父が他界したのに伴って医院を引き継ぐことになりました。私が2代目ならば、患者さんの中にも2代、3代にわたって通ってくださる方が少なくありません(笑)。
私の代になってしばらくして長く使っていた医院をリニューアルし、患者さんにより快適に受診していただける環境を整えました。たとえば、待合室の天井を高くして開放感のある空間にしたり、ニオイを吸収する効果がある壁材を使用することで歯科医院特有の薬液臭を排除したり。来院されるみなさまにリラックスしてお過ごしいただけるようにと心を配りました。
一方で、父の代から変わらないのは『野本歯科医院』ならではの診療スタイルです。愛着のある地域に根ざして、大切な患者さんの歯を残すための治療を行う……。一人ひとりの患者さんのお気持ちに寄り添い、その方の希望に沿う形で診療を進めるという姿勢で私も日々の診療にあたっています。地域にお住いのみなさまが生涯ご自分の歯で、おいしく食事を召し上がっていただけるように、しっかりとサポートしていきたいと考えています。
私が園医や学校医を務めていることもあり、来院される患者さんはお子さんからご高齢の方まで、年齢層も性別もさまざまです。患者さんはそれぞれにお口の状態やお悩みなどが異なりますが、当院ではできる限り歯を削らないこと、できる限り歯を抜かないこと、さらに治療の際はできる限り痛みがないように配慮しながら治療を進めています。
当院はいわゆる“地域密着型の歯科医院”ということになりますが、一つ特徴を挙げるとすれば歯科技工士の弟と密に連携できるという点でしょうか。この建物と同じ敷地内には弟が開いた歯科技工所があり、必要があれば入れ歯の調整や差し歯の修復などをその場で行うことが可能です。また、入れ歯や詰め物・被せ物をお作りする際は、歯科技工士が直接患者さんのお口の中を確認いたしますので、自然な見た目や機能性といった部分にご満足いただけるのではないでしょうか。治療が終わった後も定期的なメンテナンスなどを通して、お口の健康管理をお任せいただければと思います。
診療の際は常に患者さんに寄り添う姿勢を忘れずに、わかりやすく丁寧な説明を心がけています。歯科治療は歯科医師が一人で行うものではなく、患者さんご自身の協力が欠かせません。ただ単に「歯磨きを頑張ってください」とお伝えするのではなく、「なぜ歯磨きをしなければならないか」を理解し納得していただく必要があるのです。
当院では説明のみを行う時間を設けていて、「なぜむし歯になるのか?」「なぜ歯周病になるのか?」といったことをかみ砕いてお話するようにしています。患者さんご自身がご自分の状況を理解し、歯科にまつわる正しい知識を身につけてくださることこそ、最大の「予防」になると考えているからです。ですから、もしも疑問に思うことがあったり、不安に感じたりするときには、いつでもお気軽にご質問いただきたいと思います。
父の想いと医院を引き継ぎ、常に患者さん目線の診療を心がけています。できるだけ歯を削らない・抜かない・痛みの少ない治療を行うとともに予防にも力を注ぎ、みなさまの大切な歯を守るお手伝いをしたいと考えています。何かお困りのこと、ご心配なことがありましたら、どうかお気軽にご相談いただければと思います。
※上記記事は2022年4月に取材したものです。
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