岸歯科診療所 岸 輝樹 院長 TERUKI KISHI
神奈川歯科大学卒業。横浜市立大学附属病院口腔外科(研修医)。同大学大学院医学部研究科にて博士号取得。2018年に『岸歯科診療所』院長に就任(相鉄線「天王町駅」より徒歩5分)
神奈川歯科大学卒業。横浜市立大学附属病院口腔外科(研修医)。同大学大学院医学部研究科にて博士号取得。2018年に『岸歯科診療所』院長に就任(相鉄線「天王町駅」より徒歩5分)
父も祖父も歯科医師でした。はっきりと勧められたわけではなかったのですが、影響は大きかったですね。気づけば父と同じ道を目指すようになっていました。お口の中を診れるのは歯科医師だけです。そのお口のことで患者さんが困っていることを解決できるというのは、非常にやりがいのあることと思っています。
大学卒業後は横浜市立大学付属病院口腔外科の研修医となりました。私としては、全身の中のお口、という意識を持ちたかったので、麻酔科でもお世話になり、手術を含め、広い知見を得られたことは役立っていると感じています。
2006年にこちらへ戻ってきて父と診療を共にし、その後、訪問診療のクリニックを経験したのち、2018年に父の後を受け継ぎ、『岸歯科診療所』の院長となりました。患者さんの中には、私よりこの診療所に長く通われている方もいらっしゃいます。ご家族で通われている方も多く、最近では4世代というファミリーも。これからも地域に根付いた歯科医院として歩んでまいります。
“病気にさせない”ことにこだわっていきたいと思っています。虫歯は再発するものですが、少なくとも、そのサイクルは遅くして差し上げたいですし、当院の患者さんについては、お口の中の病気を無くしていきたいという理想を持っています。
虫歯も歯周病も感染症です。つまり、ばい菌の数が抑えられれば、防げるということになります。では、なぜ菌は増えるのか。生活習慣や歯並びなのか、それとも隠れた虫歯があるのか。その原因を突き止め、1人ひとりの方に丁寧に対応していけば、理想は理想でなくなると考えています。もう1つ大事なことが、病気は私1人が頑張ったところで防げないということ。病気からお口を守るには、患者さんのご協力が必要です。たとえしつこいと思われることがあっても、予防の大切さを患者さんにお伝えし、一緒にお口の健康を守っていければと思っています。
CTがあることによって、これまで見えなかったものが見えるようになりました。例えば、根管治療ですと、根の先の曲がり具合を確かめることができるようになりましたし、親知らずの抜歯でも、あらかじめ神経や血管の位置を把握できるようになりましたから、効率よく安全な治療が可能になりました。
CTの良いところがもう1つあり、それは患者さんにご説明する時のツールとしてです。歯周病で骨が失われているとお伝えするだけでは、実感が伴いませんよね。それがCTの画像があれば、明らかにわかりますから、患者さんの納得度が違ってきます。CTがなければ治療ができない、とういことはありません。ですが、診断の正確性を上げ、治療の安全性を担保するためには、私にとってなくてはならないツールとなっています。
「矯正予防」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。歯並びは、癖によって変わってしまうことが非常に多いです。柔らかい特殊なマウスピースを使用することで、舌や唇の動きを矯正し、それによって将来、本格的な矯正をせずとも済むことが可能になります。病気の予防という観点で見ても、非常に有用な治療と言えるでしょう。
ニーズが多いという意味では、セレックを用いたセラミック治療は多くの方からのご希望があります。従来のように型取りをして技工所にお願いする方式では、どうしても10日かそこらは時間的なラグが生じます。それがセレックであれば、最短、即日で新しい歯を手にすることができます。セレックはすべてが自動というわけではなく、微調整は歯科医師がおこなわなくてはなりません。その技術については十分な修養をしてきたつもりです。今後も患者さんに役立つものであれば、積極的に新しいものを導入してまいります。
歯の病気になってしまうと、治療をしたとしても完全に元通りとはなりません。だからこそ、歯医者さんでチェックしてもらうことが重要です。私たちがそのお手伝いをさせていただきます。一緒に病気ゼロを目指してまいりましょう。
※上記記事は2022年3月に取材したものです。
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