雨宮 希 代表（iNg MusicSchool（イングミュージックスクール）)のインタビュー

自身の経験を活かしたボイトレ・音楽教室

大阪で音楽大学に通っていた19歳のときに、今とは別の名義でプロの歌手としてデビューしました。ライブに出演すると「歌い方を教えてください」と言われることが多かったんですね。それをきっかけに、ボイストレーナーとしても活動を始めることに。そこから数年が経ち、心機一転したいなという気持ちが生まれて上京。その間も、ボイストレーナーとしても活動を続けてきたので、指導歴もかなり長くなりました。自分がもともとプレイヤーだったこともあって、高校生のころからどうすればうまく歌えるのか。当時から本を買いあさって勉強していましたが、それに加えて大学では音楽理論などを踏まえたボーカルトレーニングを学んできました。その経験を活かして2024年1月に開校したのが、ボイトレ・音楽教室「iNg MusicSchool」です。

歌がうまくなった先にある目標達成のお手伝いを

当スクールは、完全マンツーマン。しっかりと一人ひとりに寄り添ったレッスンが特徴です。歌がうまくなりたいと始める方が多いですが、ボイトレに通って歌がうまくなるのは当たり前のこと。ですから、歌がうまくなった先にある最終的なゴールをきちんと見据えた指導をしたいと考えています。例えば、人に想いを届けたい。結婚式で心を動かす歌い方をしたい。それぞれあるかと思いますが、それを達成する手助けになれたらいいなと。歌って、気持ちを前向きにする効果もあると思うんです。生徒さんから「カラオケで率先して歌えるようになりました」とか「歌で場を盛り上げてきました」とか。そういう言葉をもらうとうれしくなります。

幅広い年齢層に対応！

小学生から50代まで、幅広い年齢層の方に通っていただいています。学生さんだと音大受験に向けて、という方やミュージカル俳優になりたい。芸能事務所の所属を目指していてオーディションのために、という方も。20代以上の方だと皆さん趣味で、という方が多いですね。もともと音楽が好きだったところにちょっと余裕が出てきたから、と習いごと感覚で通ってくださっています。過去、自分が指導した生徒さんには、80代の方もいらっしゃいました。年齢問わず、挑戦できるのがボイトレの良さでもあるのかなと感じています。生徒さんには対等に接することを意識しています。先生だからと言って別に偉くないですし、最初は皆さんできなくて当たり前。僕もそうでした。まずは、やってみることが大事ですよね。ボイトレに通おうと思ったこと自体がすごく大きな一歩ですし、僕自身も怒られては伸びないタイプなので、小さいことでも褒めることで自信を持っていただきたいなと思っています。

滑舌改善や美容、ダイエットにも！

音楽が好き、という方はもちろんですが、ボイトレは滑舌に悩まれている方にもおすすめです。母音が5個しかない日本語は、滑舌が悪くなりがちなんですよね。それに、コロナ禍でのマスク着用で、のどの筋肉が弱ってきている方が多いなと。ボイトレだとそこを鍛えられるので、特に誤嚥性肺炎などが気になる高齢者の方に試してみてもらいたいなと思っています。あと、ボイトレは美容にもつながります。歌うときに顔の筋肉を意識するので表情筋が鍛えられますし、腹式呼吸は腹圧のトレーニングにも。ランニングだと膝が痛くなることもあるかもしれませんが、ボイトレは走らなくても汗をかけるし、インナーマッスルも鍛えられるので、ダイエットにつながるのかなと。30分歌うとなると、1時間ランニングしているのと同じくらいの感覚なんですよ。それくらい肺活量を使いますから。今後の大きな目標じゃないですけど、筋トレのようにボイトレを普及させたいという想いも持っています。

地域に根差したスクールに

保土ケ谷駅エリアでは、初めてのボーカルスクールだと思います。駅からも近いので、通いやすさもポイントなのかなと。今後は、近隣の方とも親交を深めて地域に根差した活動にも積極的に参加したいですね。個人としては、横浜みなとみらいSTREET MUSICの登録アーティストとしても活動しているので、そういったところではしっかりと自分の音楽を発信していきたいと考えています。音楽は文字通り、楽しむもの。歌うことの楽しさを知ってもらって、人生がちょっと明るくなるお手伝いができたらいいなと思っています。音大や芸能界を目指しているなど特別なものではなく、もっとフラットに音楽が好き、歌ってみたいといった気持ちで大丈夫です。ストレス発散にもなると思いますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。

※上記記事は2024年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。